野党は批判するのが仕事。大竹まことが考える「日本の政治がスタートラインに立つためには?」
7月12日の「大竹まこと ゴールデンラジオ」(文化放送)では、第26回参院選の結果をもとに、与野党のあり方について掘り下げた。
大竹まこと「野党はね、結構是々非々な感じだとか、提案型とか色々言ってるけど。ちゃんと批判していくっていうことは、結構大事だなと。それがちゃんと出来ているのかっていう疑問がある」
番組内では、『安定感のある野党がいなければ、日本の政治はスタートラインに立つことも出来ない』という一文が紹介された。
大竹「厳しい指摘だと思うんですけど、『与党は海外からはとても安定しているように見えるが、一方で日本はコロナもデジタル化も少子化も安全保障もぬるま湯に浸かったまま、既得権益がんじがらめ』と。競争力がなくなって、今の円安にも繋がってることなんだろうけどね。それの中心にいる政治家は、やっぱし与党も野党ももうちょっと切磋琢磨していって、ぬるま湯から脱却していかないと。日本がどこに行くか分からない状態になってるよね」
武田砂鉄は、近年連呼される「野党は批判ばかり」というフレーズに苦言を呈す。
武田「野党っていうのは、基本的に批判をするポジションなんですよね。だからこそ存在価値があるわけなので。与党がやっていることをチェックして、『これは違うんじゃないですか』って批判するのは仕事の第一なので、そこを見失っちゃいけない。当たり前のことだと思うんですけどね」
しかし、『批判じゃなくて提案だ』というスローガンは打ち出されてしまった。
武田は「野党が結託して、与党を批判することが出来なかった部分はありますよね」と語る。
大竹「政治体制についてもね、1人区っていうのが32あって。この選び方は。拮抗していても、他の意見は全部切り捨てて、何百万票っていうのが埋もれる。もうちょっと考えてもいいんじゃないかな、政治家増やすっていうのもあれなんだろうけど」
「大竹まこと ゴールデンラジオ」は午後1時~3時30分、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。 radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。
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