日本で勉強する場がなかった…『川口技研presents~久保純子 My Sweet Home』
文化放送で毎週日曜あさ9時から放送中の『川口技研presents~久保純子 My Sweet Home』。日曜日の朝、それぞれの家庭・家族の優しさを実感できるような温もりある番組です。毎週ゲストの方にお越しいただいて様々なお話を伺うとともに、聴いていて爽やかな気分になれる音楽をお届けする30分です。パーソナリティはフリーアナウンサーの久保純子さんです。
第301回 3/28の放送を終えて
今週もクボジュンさんがニューヨークで出会った友達をリスナーの皆様にご紹介する企画をお送りしました。
「久保純子。ニューヨークでも友達100人出来ました!!!」
先週に引き続き、ブロードウェイでミュージカルのお仕事をされているエレクトロニックミュージックデザイナー、ヒロ・イイダさんにご登場いただきました。
子供の頃はチェロを習っており、文集には「ベルリンフィルのチェリストになりたい」と書いていたというヒロさん。チェロと同時進行で小学校3年生からシンセサイザーをいじっていたことから、音を作る事やシンセサイザーを楽器として使用するというのを、いつかは仕事にしたいという考えがあったのだとか。
しかし、日本でシンセサイザーをアカデミックに教えてくれる大学がなく、外国に行くしかないと、ヒロさんはボストンのバークリー音楽大学に留学されたそうです。
ニューヨークに移り、プロレスWWEの音楽を作る仕事をしていた時に、ヒロさんの友人から「U2と一緒に仕事をしないか」と誘われ、U2ならプロレスを辞めてもいいかと、思い切って辞めたところ、U2の仕事というのが、実は「スパイダーマン」のミュージカルだったそうです。そこからブロードウェイの仕事につながり、次から次へとミュージカルの仕事が来ることになり、11年経ったとヒロさんは言います。
「リンゴというと皆、赤くて丸くてピカピカなリンゴを想像するが、世の中にそんなリンゴは売っていなく、存在しない理想的なリンゴを思い浮かべる。僕が作りたい音というのは、理想的だけど存在しないリンゴのようなサウンドが目標」と、ヒロさんは語ってくださいました。
先週の放送でもわかる通り、「音」に敏感なヒロさん。自粛前と後では「音」も違うそうで、去年が動的な騒音であったのに対し、今は静的な騒音で、「動きが感じられない音」だと言います。停滞している音、人間が生活をしていない音がすると。
また、場所が変わると音が違うというヒロさん。一般的には、違う場所に行った時、匂いや景色が違うと感じますが、ヒロさんは、特に上海やイスタンブールに行った時は、この街は音が違うと感じると、お話いただきました。
次週も素敵なゲストをお招きします。
お楽しみに! See you!
【本日の1曲目】 シルクロードのテーマ / 喜多郎
【ヒロ・イイダさん選曲】 ドビュッシー「夢」 / 冨田勲シンセサイザー
(文/スタッフC)
川口技研のHPはこちらから
https://www.kawaguchigiken.co.jp/
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この記事の番組情報
川口技研 Presents 久保純子 My Sweet Home
日 9:00〜9:30
日曜日の朝、それぞれの家庭・家族の優しさを実感できるような温もりある番組です。 毎週ゲストの方にお越しいただいて、子育ての喜び、苦労話、思わず笑ってしまったこ…