「マッピー」松本ともこさん登場。静岡のラジオ仲間は家族のよう!? 曲紹介のコツも伝授

「MUSIC CROSSOVER」はオンエアした曲をSpotifyで公開、AMなのにFMのような番組づくりをしているともいわれる。

山根良顕「今後はAMやFMの垣根ってなくなってくると思うね。AMの番組だってFMで放送しているし。日曜の午後とか、クルマ運転しているとき、話そんなに聴けないから、音楽のかかっている番組のほうがいいこともあるじゃない」

松本ともこ「私はしゃべりすぎてディレクターに止められることもしばしば（笑）」

松本さんは生放送における、交通情報の担当者とのクロストークも好評を得ている。

山根「『負担になるんじゃないか』と思ってドキドキするんです。マッピーさんはけっこうしゃべられていますね」

松本「土曜担当の鮎貝健さん、アユケンさんはどんどん仲良くなって、入り込んで、もうファミリーみたいな感じで。私もしゃべってみようかなと思って。やっぱり積み重ねていくと相手のことが見えてきて、『このテーマは振っても大丈夫だな』みたいに思えます」

そのやりとりも昔からではなかったという。

山根「静岡に行って変わったんですか？」

松本「かもしれないです。前は名古屋で番組やっていたんですけど、そこからゆるくなってきて、静岡に来たらいよいよリラクゼーションタイムに（笑）。私がかよっているSBSラジオは割と穏やか。生放送の前も私が『きょう、この映画紹介するから間違えないようにアレとアレ……』と準備しているときも、みんな、あせることなく」

山根「余裕があるんだ。性格、気質……。静岡ね、それこそアルピーの酒井がそこのアナウンサーと結婚してさ。仲良くなれる環境なんだろうね」

坂口愛美「ピリピリしていないっていうことですね！」

松本「もっと言うと、すぐ『家族』な感じになるかもしれないです。家族みたいだからゆるさも出て、恋も生まれるんじゃないかな」

「マッピー」の愛称が浸透している松本さん。この名は大学生時代についたものだという。本人いわく「放送部みたいなところ」に入り、アメフトのウグイス嬢も務めていたと振り返る。その後はエフエム東京（Tokyo FM）に入社してアナウンサーに。当時を「本当に楽しかった」と懐かしむ中で、「おとなりさん」出演者の名前も飛び出した。

松本「森口博子さんと私の番組の構成作家が鈴木おさむさん、『おさむちゃん』で。スターの森口さんと局アナだから、どうアシスタントしていいかすごく悩んでいたんです。『出すぎちゃいけない』とか。でもそれをおもしろく演出してくれて。ふたりとも親友みたいに仲良くなって、番組もヒットしました。おさむちゃんは天才！ いまもだけど」

山根「その天才がメチャクチャ出役になっていますからね（笑）」

FMで経験を積んできた松本さんに、山根が曲紹介のコツを聞いた。この日にかけたglobe「Joy to the love」の紹介を山根が再現すると、松本さんはその問題点を指摘する。

松本「曲をどうぞ、っていう気持ちが足りないんですよ。全部が簡単な言葉じゃないですか、『Joy』『to』『the』『love』って。たとえば、どこかを伸ばすんですよ。『ジョーイ・トゥ・ザ・ラヴ』って。そこを工夫するとカタカナが一気におもしろくなる。ほかにも『ジョイ・トゥ・ザ・ラーヴ！』とひとつ張った声を使うとか」

坂口「本物の講座みたい（笑）」

実際に曲をまじえての指導や、松本さんによる実演も行なわれた。

松本「恥ずかしいと思わないで、乗っちゃう。クールなのもいいから、時間帯によって変えるとか」

「おとなりさん」は平日月曜～金曜の朝8～11時、文化放送（AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko）で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。