「境界線を越えていきたい」政治アイドル・町田彩夏は諦めない

「境界線を越えていきたい」政治アイドル・町田彩夏は諦めない

Share

7月6日「大竹まことゴールデンラジオ」(文化放送)、大竹メインディッシュのコーナーに「政治アイドル」として活動する町田彩夏さんが登場した。

町田さんはもともと「選挙特番に出たい」という夢があり、「政治を語れるアイドル」として活動していくことによってそれを実現したという。

町田彩夏「政治を語れるアイドルとしてスタートしたんですが、私にとって『誰かの明日を元気にできれば、それはもうきっと誰かにとってのアイドル』というのがあって。政治というのも誰かの明日を元気にするものだ、最近そう考えるようになって。だから『政治アイドル』というのは突き詰めていくと『希望・希望』みたいな、両方希望を与える存在なんだなというのを最近考えています」

壇蜜「活動していくのに女性として大変なところはありませんか?」

町田「『アイドル』というのが難しい立ち位置だなと思っていて。やはり社会的に見られているアイドル像ってあるじゃないですか。自分の意見を主張するということよりも、みんなに愛を注ぐ、みたいな。あと反論、批判していくアイドル、というのはなかなかいない。そういうことをしたときに社会から認識されているアイドル像と私の活動内容というのがけっこう正反対なので、見ている方が『認知的不協和』じゃないですけど、(そういう印象を)受けることもあるんじゃないかなと思います」

壇蜜「相反する感じになるとファンの方が『あれ違うな』と思うことも……」

町田「それもひとつ狙っていて。アイドルは意見がない偶像としての存在なんだ、というステレオタイプがある中で、私みたいにガンガン意見するアイドルが存在することで、それを打破していきたいという思いも込めて活動しています」

日本の芸能界で「政治的な発言は控えてください」と言われないか、言われたらどうするか、という質問に町田さんはこう答える。

町田「日本の芸能界ってあまり政治的スタンスを明らかにしないというか、すると鼻をつままれる、みたいな現象がある。その一方で2016年ごろのアメリカ大統領選のとき、テイラー・スウィフトさんとか国民的アーティストが『どの政党を支持します』といってライブ活動をしていると。それを聞いたとき、私が『政治について語るアイドルです』と打ち出していくことで、『タレントが政治を話すのは……』という境界線を越えていきたいな、と」

壇蜜「ちゃんと語れることができれば『控えて』とか『言っちゃダメですよ』とか、そういう圧は跳ねのけらる可能性が高いですもんね」

町田「そうですね、それが私の仕事なんですと」

高校時代に生徒会長も務めたという町田さんは、そこで取り組んだ活動についてもじっくり話した。もともと男子校だったため女子生徒には不平等な部分もあった制服の規制緩和、購買でのアイスクリームの販売など、実現も簡単ではなかったそうだ。

町田さんは選挙の応援演説にも立ち、その候補者の当選も落選も経験してきた。落選時にはどういったことを感じるのか。

町田「『ダメだったか』という絶望は感じるんですけど、次におぼえるのは悔しさだなと。いま『百年と希望』という映画が公開されていて、私も1シーン出演しているんです。その中で、選挙の結果がダメだったときに『悔しい』と言っている人のシーンがあって。それを見たときに『悔しいと思えることが希望だな』と思いました。やはり諦めないことが大事だなと。がんばったからこそ悔しい、がんばったからこそ絶望したとか。マイナスの感情が出てくるのはそこまで努力したからだと思うんですね」

「大竹まこと ゴールデンラジオ」は午後1時~3時30分、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。 radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

で開く

※タイムフリーは1週間限定コンテンツです。
※他エリアの放送を聴くにはプレミアム会員になる必要があります。

Share

関連記事

この記事の番組情報


大竹まこと ゴールデンラジオ!

大竹まこと ゴールデンラジオ!

月〜金 13:00~15:30

その他の主な出演者

“面白い”けれど”真剣に”、”くだらない”けれど”正直に”。 …

NOW ON AIR
ページTOPへ