地方と都会、どっちが生きやすい? 生活貧困者の意見は…「都会はタダ飯がもらえる」「田舎はコミュニティに入れれば」
7月4日の「大竹まこと ゴールデンラジオ」(文化放送)では、地方創生の可能性について取り上げた。地方への移住希望者が増える一方で、生活困窮者は都会の方が生きやすいという声もあるという。
森永卓郎「今はテレワークもあって、ものすごく地方分散のチャンスでもある。若者たちには、都会でつまらないマニュアルワークで低賃金で働くのは嫌だっていう気持ちがある。にも関わらず、政府はローカル線や過疎地の学校を廃止にしたりして、地方の環境をどんどん悪くする政策を取っている」
移住相談窓口である「ふるさと回帰支援センター」の相談窓口では、相談件数が爆発的に増えているというが――
大竹まこと「一方で、『地方で困窮、若者の上京相次ぐ』という記事も出ています」
森永「日本だけの話じゃないんですけどね。世界の大都市って、摩天楼が立ち並ぶすぐ横にスラム街があるっていう。それが新自由主義時代の象徴みたいになってるんですよね」
上京してくる若者たちは「タダで食事がもらえるらしい」「NPOの支援が受けられると聞いて」と語るらしい。
森永「『田舎ではみんなから野菜とかもらえるから餓死しないよ』という声もあるが、これは”コミュニティの中に入ると”ってことなんですよね。一人ぼっちだと地方の方が厳しいかもしれませんね」
また大竹や森永は「困窮者の支援を民間団体に頼っていていいのか」と苦言も呈した。
大竹「毎回言ってますけどね。なんでボランティアの人がやるんだ、他に方法はないのかと」
「大竹まこと ゴールデンラジオ」は午後1時~3時30分、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。 radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。
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