高校駅伝17人抜きは「実はそんなに速くない」?意外なからくりの真相を千葉真子が明かす

高校駅伝17人抜きは「実はそんなに速くない」?意外なからくりの真相を千葉真子が明かす

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96年アトランタ五輪で1万メートル5位入賞!03年パリ世界陸上マラソンでは銅メダル!数々の国際大会で活躍した千葉真子さんを迎えた7月1日の「くにまる食堂」では、これまでのランナー人生を文字通り“駆け足”で振り返りました。

野村邦丸アナ「千葉さんが陸上競技を始めたのは中学時代なんですが、もともと陸上部じゃないんですって?」

千葉「私は中学校3年間テニス部に所属していました。でもテニスは全然ダメで、3年最後の夏の市大会の1回戦で負けてしまうぐらいの運動神経で、あまり向いてなかったんですよね。それで3年生の夏に引退した後、陸上部の駅伝の人数が足りないということで助っ人に呼ばれて走ってみたんです。」

邦丸「で、成績はどうでした?」

千葉「駅伝は市大会の次の地区大会から始まるんです。テニスで言ったら憧れの地区大会に行けるということで、テンションが上って2ヶ月くらい練習して出たら、区間賞が取れたんです!」

邦丸「ということはトップ?」

千葉「1人ぐらい抜いて2位から1位に上がったのかな。これで味をしめまして、陸上のほうがいいわ!と思いました。」

邦丸「それで現在の立命館宇治高校、当時の宇治高校に進学したんですが、強豪校の陸上部はどうでした?」

千葉「まず走る距離も違いますし、初めての練習ばかりで全身が筋肉痛。足の裏にはマメが5個ぐらいできてて、とんでもないクラブに入ってしまったなと、挫折しかけました。ただ、お金が高い学校に行かせてもらっているので口が裂けても親に辞めたいだなんて言えなくて、それで歯を食いしばって続けたんですが、最初は弱かったんですよ。駅伝のレギュラーにはもちろんなれないし、選抜で選ばれるレギュラーの付き添いにもなれなくて、1年生の時は沿道で応援するところから始まりました。2年のときは、病気になった人に変わって滑り込みでレギュラーになり、大きく成長しましたね。2年生3年生と全国高校駅伝を走らせていただき、2年のときは2区を走って17人抜きをしました。4キロ少しの区間で17人抜きっていうと、相当速い人に思えるかもしれませんが、実は1区の人が遅れたので私が美味しいところを頂いたと言うだけで区間順位は4位。まあ目の前に獲物が群れをなしていたという感じだったんですね。」

邦丸「進路というか、陸上の長距離走をやっていこうという事は決めていたの?」

千葉「実は3年生の時、駅伝に大失敗をしてしまったんです。第1区を走ったんですけど、すごいプレッシャーがあるんですよ。優勝候補としてスタートしたんですが気負いすぎて、うまく走れなくて。結局、私のせいでチームは優勝逃してしまいました。あのときは高校生で視野が狭いから、本当に自分のせいでみんなの人生を奪ってしまったんじゃないかと思いました。でもこの失敗があったから、このままでは終われないという気持ちになったんです。」

邦丸「その後、旭化成に行くわけですが、宗茂さんと猛さんが千葉さんに見い出した?」

千葉「いやいや、宇治高校からは私より速い女子が3人、男子が1人もう旭化成に入ることが決定していたんです。その子達を宗さんが見に来た時、横をチョロチョロ走ってたら、あの子も面白そうやからセットでどう?みたいな感じで「ついで」に入ることになったんです。」

その後のアトランタ五輪・世界陸上での活躍や、指導を受けた小出義雄監督のウラ話が気になる方はradikoのタイムフリー機能でご確認下さい。

「くにまる食堂」は平日朝11~13時、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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