低気圧の空の下、「なんか調子悪い」でスタジオとラジオの前がつながった
6月22日の「西川あやの おいでよ!クリエイティ部」(文化放送)は「なんか調子悪い日」について特集した。番組レギュラーの「スタジオ部員」、大島育宙と永井玲衣が低気圧で調子を崩しやすいことにちなんだテーマだ。
西川あやの「先日、沖縄でいち早く梅雨明けが発表されました。関東はまだ梅雨の真っただ中で、雨が降ったりやんだり。そんな中で毎年、話題に上がるのが『天気が悪くなると頭痛、めまい、疲労感など、『なんか調子悪くなる』という声です。季節の変わり目や台風の時季などに多く、『気象病』と呼ばれるようにもなり、潜在患者は1000万人といわれます」
大島育宙「多い!」
西川「私も夕方から雨が降る日なんかに、首の同じ場所が痛くなるとか。そういう日はお酒を控えます」
大島「わかる! 偉い! 僕は逆にお酒飲んじゃったり、あとでつらくなったりする。そもそもこの企画(特集)が、僕と永井さんが重度の低気圧弱者であるということから、温めていたものですね。僕たちは、かなり弱いです。『アメトーーク』みたいだな(笑)」
永井玲衣「『気圧に弱い芸人』です(笑)」
そんな大島と永井、仕事への影響についてはこう語る。
永井「原稿書くんですけど、朝『きょうは無理だ』とわかりますね。自分の中に言葉がわいてこないというか、言葉が光ってこないというか」
大島「そういうとき『この日はどう使おう』と判断するんですか? インプットに回す?」
永井「いやいや。別の作業をしますね、請求書を送るとか」
大島「自分を甘やかすしかないってときは週に2回ぐらいありますね。そういう日は出演系の仕事なら、現場に行っちゃえばアドレナリン出るからがんばれる。そのあとに3倍疲れる。何か書いてください、準備してください、というときは(難しいから)好きな映画を観て過ごすとか」
永井「映画観られないな、っていう日はありますか?」
大島「あります。本が読めないという日も。本読む、映画観る、ドラマ観る、ラジオを聴く、音楽を聴く、というのが作業がしんどい(ときにすることの)順ですね。さらに歌詞ある音楽、ない音楽。順番に調整していって、最終的にクラシック音楽聴いている、みたいな」
西川「寝ると余計つらいと思いません?」
大島「家事、作業していれば気がまぎれるんだけど、寝て自分と向き合うと余計に頭痛がする、というのはあります」
さらに大島は、自身の症状について分析もしたという。
大島「以前『低気圧がつらいってどんな症状だろう』というのをリストアップしたんです。頭痛・判断が鈍り挙動が遅くなる、文字や映像が入ってこない、間違えて人やモノにぶつかる、軽い荷物が重く感じる、少しの物音が頭に響く、呼吸が浅くなる、肩こりが激しくなる、まぶたが重くなる、目が痛くなる、眠れなくなる、寝たらネタで起きられなくなる」
永井「悲しい絵本みたいな(笑)」
大島「なのに原因は病気じゃないという。それがつらさのポイントですね」
今回は番組Twitterで「『なんか調子悪い』って感じたことはある?」「『なんか調子悪い』で仕事を休んだことはある?」というアンケートも実施した。前者では「ある」が88.1%を記録し、結果に対しても3人でじっくりと話し合った。エピソードを書かれたメールには大島、永井が何度も共感の声を上げる。スタジオとラジオの前とが低気圧のもとに強くつながっていることを感じさせた。
「西川あやの おいでよ!クリエイティ部」は毎週月曜~金曜の午後3時30分~5時45分、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。
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