テレビやお風呂を人の家で、豚肉のすき焼き……。そんな時代だから生まれるつながりもあった
6月15日「大竹まことゴールデンラジオ」(文化放送)、大竹メインディッシュのコーナーに社会学者の宮台真司氏が登場。日本の産業に関してじっくりと話し、7月に発売予定の新刊についても聴かせてくれた。
大竹まこと「宮台さんから大事な資料をいただいていまして。『希望の性教育』という(新刊)……これはまだゲラの段階ですか?」
宮台真司「はい。7月25日に出ます」
壇蜜「ジャパンマシニスト社から。小学校の教員である岡崎(勝)先生と宮台先生が子供たちに語る90分ということで、講演をなさって」
宮台「本当はワークショップをしたかったんですが、時間も短かったので。どんどん質問して答えてもらう、という形で授業を進めました」
大竹「これに深く関係すると思いますけど、国の発表では20代男性の4割がデートの経験がないと答えているようです」
宮台「答えたくない人もいるでしょう? デート相手がいない、みたいなことは」
壇蜜「超プライベートな話だし」
宮台「だから未経験の人はもっと多いと考えてください」
スタジオでは昔の家庭同士の関係を「密だった」と振り返り、トークが進む。
大竹「(新刊で)世の中が便利になるというのは、いろんなつながりがなくなっていくことだ、と話をされていますね」
宮台「僕は1960年代に小学生時代を送っているんだけど、当時すべてのテレビがあったわけじゃない、うちは薪でお風呂をたいていた……。テレビが観たかったら、よそのおうちに行くとかね。外で遅くまで遊ぶのも平気だったし」
大竹「よそのお風呂をもらっていましたからね。『入っていきなよ』と」
宮台「ご飯食べていきなよ、とかね。いろんな家でお風呂入ってメシ食って」
壇蜜「カレーの中身が違う、ということもありましたね」
宮台「すき焼きなんだけど豚肉、みたいなことも。そこで学んだのはカテゴリー、ステレオタイプを超えるっていうこと。家柄や出自なんて関係なく仲良くなれるね、という。男女関係なく仲良くなれて。僕の言葉でいう『黒光りした戦闘状態』で秘密基地ごっこできる、みたいな。それが80年代の新住民化で一気に失われたんですね」
親子の関係の変化を踏まえて、こうも語る。
宮台「いまは親がダメって言うと、もうダメでしょう? 昔は親が何か言っても近所のおじさん、親戚のおばさんとかが『適当に聞き流せばいいのよ』と助言してくれて、憧れたし。親の言うとおりでなくてもちゃんと生きていけるんだと(思えた)。それが性愛の基本的な能力ををつくるんだというのが、ずっとやっているワークショップのベースなんです」
放送ではさらに詳しく、現代の子供や大人たちの恋愛、孤独などについて語られている。
「大竹まこと ゴールデンラジオ」は午後1時~3時30分、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。 radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。
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