50代以上にとっては深刻な問題『実家じまい』とは?

50代以上にとっては深刻な問題『実家じまい』とは?

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『実家じまい』とは他界した親が住んでいた実家を処分すること。6月14日「西川あやの おいでよ!クリエイティ部(文化放送)」では、実際に25年放置していた『実家』を手放したばかりの松本明子さんに『実家じまい』の大変さを伺った。

西川あやのアナウンサー「松本明子さんは、この度『実家じまい』を終わらせたということですが、この『実家じまい』という言葉を聞き慣れない方も多いと思いますので、改めてどんなものなのか教えていただけますか」

松本「私の場合は香川県に実家がありまして、両親ともに他界してるんですが、なかなか踏ん切りがつかなかったんですけど、決心して実家を手放したということです。私はデビューして10年くらい経ったあたりで定年退職になった両親を東京に呼び寄せて3人でアパートに住んでいたんですよ」

バービー「その頃から実家は空き家になっていたんですか?」

松本「そうなんです。約25年、香川に放置した状態だったんですね」

青木理「松本さんと僕って同世代じゃないですか、僕55歳なんですけど」

松本「同い年じゃないですか」

青木「ですから僕らから上の世代にとって『実家じまい』は深刻な問題ですよ」

西川「25年の維持費も1000万円かかったとか…」

松本「そうですね。計算したら1000万円くらいでしたね。どうしても固定資産税、火災保険、地震保険、あと光熱費、水道料金も基本料金だけですけど25年間止めなかったんです。それから近所迷惑にならないように雑草の処理と庭木の剪定、これを年に2回は毎年やっていました」

青木「何で25年も放っておいたのか気になったんですけど、お父様が本当にこだわってつくった家で『この家は明子が守ってくれ』って言われていたそうですね」

松本「遺言のように言われて、それがちょっと重荷というか肩にずっしりあって、いつまで維持すればいいんだろうって思いながらズルズルきてしまって…」

西川「『実家じまい』をされた後も大変だったそうですね」

松本「昭和初期生まれの私たちの親の世代ってモノを大事にする、捨てないというか、ぎっしり詰まっていて、ゴミも有料ですし…」

バービー「そこが大変ですよね」

松本「遺品整理、仕分けが本当に大変でした。あと私も都内ではワンルームのアパートを転々としていたので、当時の衣装だとか番組で貰ったトロフィーだとか、そういうものを定期的に実家を物置代わりにして送ってたんですよ。それがブーメランになって、また東京に持ってくることになりましたけど…」

 

この他にも番組では松本明子さんが切実な『実家じまい』について楽しく話してくれました。もっと聴きたいという方はradikoのタイムフリー機能でお聴き下さい。

番組の「きょうのクリエイティ部」のコーナーでお伝えしています。

「西川あやの おいでよ!クリエイティ部」は毎週月曜~金曜の午後3時30分~5時45分、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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