古さと新しさの共存!墨田区京島
ノンフィクションライターの石戸諭と、女装パフォーマーのブルボンヌを迎えた6月3日放送「西川あやの おいでよ!クリエイティ部(文化放送)」。本日は「墨田区京島」について取り上げた。
「きょうのクリエイティ部」では、「墨田区京島」について取り上げた。
今年5月22日に、スカイツリータウンが開業10周年を迎え、墨田区周辺がお祭りムードに包まれた一方で、スカイツリー開業当初の墨田区周辺の商店街や下町は苦難を強いられてきたそう。スカイツリーの建設中は賑わいを見せていたが、いざ開業すると、観光客が激減し、廃業するお店も相次いだという。
石戸「今は逆に新しいお店も増えて、残ったお店と新しいお店の共存している所を見られて。当時は知らないですけど、この周辺に住んでいる地元民としては“それはそれで面白い町になってるんじゃないかな”と思いますね。」
そんな墨田区京島は現在、地元を盛り上げるために独自の進化をしている。
西川「墨田区京島には長屋があり、昔の形のまま有効活用して新たな取り組みを進めているそうなんです。」
石戸「確かに行ったことあるけど、実際残っていますね。あの辺いっぱい。」
この長屋はただ現存している訳ではなく、若者が自分たちの拠点を構えようと移り住み、昔からの外観を残しつつ、カフェや宿に改装してのんびり暮らす独自の文化が広がっている。なぜ、今、この長屋に若者が集まっているのか。
西川「家賃の安さがあるそうで。築100年弱の比較的広めの2階建ての店舗でも家賃が月々20万円ほどだそうです。 そこでお店やるとしたら…」
石戸「安いですよ。全然。」
ブルボンヌ「自分たちのセンスでリノベ的なことをしたい若い人たちが、“ここでベンチャー的なちょっとテーマを持ったお店やろう”っていう気持ちもわかる。」
また、もう一つの理由が、多くの若い世代が下町や長屋という古き良き物の魅力に引き寄せられている点にあるという。長屋に移り住み、コミュニティに入ることで面白い人に出会い、その輪がどんどん広がっていくという魅力があるそう。
ブルボンヌ「意外と若い人たちが、そういう人との付き合い方を再発見して“いいね”って言っていることがいろんなところに表れてきているんだね。」
番組では、京島の魅力に取りつかれ、1年ほど前から移り住んでいるという一級建築士事務所「株式会社バチスカーフ」代表取締役の傍ら、京島でサンドイッチのお店「三(さん)」と、おでん屋「十(じゅう)」のオーナーをしている飯田拓哉さんに電話でインタビューを行った。
京島に会社を移転させてからは自分たちのやりたいことができていると実感したという。
また、飯田さんによると、10月1日から31日まで、今年で3回目となる「すみだ向島EXPO」という「町と暮らしの体験型博覧会」のようなイベントが開催されるそう。
このコーナーでは、京島の魅力や「すみだ向島EXPO」について濃密に語っています。radikoのタイムフリー機能でぜひお聴きください。
「西川あやの おいでよ!クリエイティ部」は毎週月曜〜金曜の午後3時30分〜5時45分、文化放送(AM1134kHz、FM91.6kHz、radiko)で放送中。また、radikoのタイムフリー機能では1週間後まで聴取できます。
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