5月30日(月)ONAIR 片山右京 DREAM REVIEW レポート!!
今週も、宇都宮ブリッツェンの増田成幸選手にお話を伺いました。
自転車競技部のない高校で自転車を始め、鳥人間コンテストで世界記録を出し、その裏では大怪我もして・・・。
オリンピックまで実力で手にしてきた増田選手。
回りがフェニックスと呼ぶ所以を先週まで伺ってきましたが、これまで辛かったことは?
骨折というのは、全治を教えてくれて、復帰の目途がつけられますが、2017年にバセドウ病になったときは出口の見えないトンネルに彷徨い込んだような日々をずっと過ごしてきたんです。お医者さんと一緒に治療するんだけど中々上手くいかない状態が続いて・・・
本来、日本のバセドウ病の治療は投薬でコントロールするんですけど、僕はそれが待てなかったんです。
なぜなら、2017年に病気になって、2020年にオリンピックってなったときに、一刻も早く治さないとオリンピックに出られない、このまま弱っていくだけだと思ったので、「僕の甲状腺はどうなっても良いので、早くけりつけたいです。」みたいなことを早めの段階で直談判して・・・。
けりをつけるという事は、手術して甲状腺を全部取るか、放射線で甲状腺を焼くかなんですが、放射線治療を選んで、ほぼ1年後には普通の人っぽくなりました。
右京さんもこの様子を聞いて、当時1年くらいで復帰して、更に結果を出した増田選手をやっぱり「不死鳥」なんだ、凄いなあと絶句。
そこまでして出たかったオリンピックが終わり、次のモチベーション、自分と戦うのってどうなんだろう?と言う、右京さんの質問には・・・
確かに、オリンピック終わった瞬間は何にもやる気なくなってしまった。今まで、無限に湧いてきたモチベーションが急になくなってしまって・・・。(申し訳なさそうに)オリンピックを超えるレースってないなと感じてしまった。自分が次、何を目指すのは全く分からなくなってしまって。オリンピック後のJCLの大会にも出るんですけど、何となく第三者的な目線でレースに参加している時期がありました。
その後、義理のお義母さん、所属チームの創設者の死などがあり、全日本選手権で優勝すると奮起したんですけど、勝ちきれなくて・・・。そこでオリンピック後初めて「悔しい」と言う気持ちを味わうことが出来て、来年のリベンジしなきゃとモチベーションに繋がったんです。
と言う増田選手。
選手として勝利を目指して頑張るのはもちろんなんですが、年齢もあるし、チームのキャプテンという事もあって、後は若手に今まで自分が経験したことをどれだけ伝えられるか、チームの強化とかそういったところも新たなモチベーションとなっていて、これからは一年一年、1日1日を完全燃焼していきたいなと思います。
それで、モチベーションがなくなったら、引退すると思います。
と付け加えていました。
最後に、番組を聞いているリスナーの皆様にメッセージを頂きました
一生懸命、夢を追いかける人は、頂上の見えない果てしない山を一歩一歩登り続ける作業に近いと思うんですね、だけど諦めずに自分の足元を見ながら一歩ずつ登っていれば、ふとした拍子に振り返ったときに「自分ってこんなに高いところまで自分の足で登れたんだな」と思える日が来ると思うんです。
なので、失敗したらどうしようとか、何も恐れずに一所懸命チャレンジしてもらいたいと思います。
頑張ってください。
僕も、頑張ります。笑
これからも多くの方に、勇気を与えてくれるレースを楽しみにしています。
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