リーゼント刑事・秋山博康のブレない生き方。これからも「永ちゃんみたいに一筋で」
6月1日「大竹まことゴールデンラジオ」(文化放送)、大竹メインディッシュのコーナーに犯罪評論家の秋山博康氏が登場した。昨年3月まで徳島県警に勤務していた秋山氏は、今年3月に自伝『リーゼント刑事 42年間の警察人生全記録』を発売している。
大竹まこと「リーゼント刑事(デカ)。今もリーゼントでいらっしゃいます。定年退職されてからも変えていないようですが、いつからこの髪型に?」
秋山博康「中学2年生、14歳のときにラジオで矢沢永吉さんの歌が聴こえてきて。鳥肌が立つぐらいでした。すぐファンになって翌日、レコードを買いに行ったんですよ。そのときの永ちゃんのスタイルがリーゼント、革ジャン、ジーパンだったので、よし俺も、と。ただ中学だと校則で無理だったので、高校生に入ってから。それからずっとリーゼントで、このまま通します」
大竹「プロ野球の監督にもリーゼントの方がいますね」
秋山「(横浜DeNAベイスターズの)三浦大輔さん。同じような匂いがします(笑)」
大竹「昨年の3月31日に退職されて。それからどうしたんですか?」
秋山「高卒で42年間、徳島県警に勤めて。ほぼ刑事をやっていたんですよ。昨年の3月31日に定年退職して、その夜に片道切符で上京しました」
壇蜜「ドラマチック!」
大竹「決めるの早いですね」
秋山「今年62歳になるんですけど、永ちゃんみたいに一筋で、自分の決めたことをブレずにまっとうにやってきたつもりです」
子どものころからブレなかったという秋山氏。刑事を目指したきっかけについてこう語る。
秋山「10歳のころ、自宅に泥棒が入ったんですよ。たまたま夜中の2時ごろに目が覚めたとき、パリンとガラスが割れる音がして。廊下をギシギシ歩く音が聞こえたんですよ。子供部屋にいて『ここにきたらやられる』と思って、金縛り状態になっていたんです。そんなとき親父が『誰なん?』と一喝したら犯人は逃げたんだけど。そのとき110番で刑事さんが来て、『おっちゃんに任せとけ。おっちゃんが犯人捕まえてやる』と。その瞬間『絶対刑事になってやろう』と思って。
大竹「心に決めて。おっちゃんが絶対に捕まえたるからな、って。それは勇気になる言葉ですね」
秋山「当時は刑事がどんな仕事がわかっていなくて(笑)。翌日から空手道場に行きました」
壇蜜「ご本に、一喝したというお父さんの写真があるんですけど、上腕二頭筋の太さがハンパじゃないんですよ。一喝された泥棒は怖かったと思います。そして空手を始めたリーゼント刑事(秋山氏)の腹筋がハンパじゃないんですよ、はい(ページを見せる)」
大竹「ジャッキー・チェンみたいになっていますね。お父さんは何かされていたんですか?」
秋山「父は柔道をしていました。家に腹筋台とバーベルがあったのでそれを借りて。これは15歳のときの写真ですね(笑)。バーベル挙げたり腹筋したり。このころバキバキだったんです」
秋山氏のブレない生き方や、それにまつわるエピソードの話はこのあとも止まらず。型破りな少年時代についてや、刑事時代の実体験などもたっぷりと語られた。
「大竹まこと ゴールデンラジオ」は午後1時~3時30分、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。 radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。
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