【西武】愛斗選手インタビュー…「何か変えないと」の決断が実を結ぶ
5月26日放送のライオンズナイターは愛斗選手のインタビューをお届けした。再びスタメンで出場するようになって目覚ましい活躍を続ける同選手に、好調の要因や前日(5月25日)の勝利につながった盗塁などについて聞いた。
――きのう(5月25日)の試合、決勝タイムリーは川越選手でしたが、影のヒーローは愛斗選手だと思います。まずライト前ヒットで出塁しましたが、どのような感触でした?
愛斗「詰まったんですけど打ったところがよかったので『ヒットになるかな』と思いました」
――古賀選手のバントで二塁へ。盗塁で三塁に進みました。川越選手は「愛斗が三塁に行ったので気持ちが楽になった」と話していました。1ボール2ストライクからの盗塁、ベンチからのサインでしょうか?
愛斗「いえ、違います」
――自分の判断で。ファール、ボール、ストライク、ファールからの5球目で走りました。滑り込まない三塁への盗塁って格好いいと思うんですけど、投手がモーションを起こす前に走っていました。(中日)髙橋宏斗投手の癖を盗んでいたのでしょうか?
愛斗「癖というよりは(投手が)打者に集中していたので」
――勝負球を投げるタイミングでしたもんね。決めたときの気持ちは?
愛斗「打者が楽になるなって。川越さんもそう言ってくれたのでよかったです」
――再びスタメンで出場するようになってからのここ11試合、40打数の13安打で打率は.325。交流戦前には3番も任されました。私たちが見ていて、大きく変わったと思うところは、グリップいっぱいに握っていたバットを短く握るようになったところです。これはいつから? 首脳陣に言われて?
愛斗「楽天戦の2戦目(5月14日)から。佐藤(友亮)コーチにアドバイスをもらって、自分で納得してやりました」
――佐藤コーチも現役時代、短く握る選手でした。どう言われたんですか?
愛斗「『短くするとポイントがわかってくるから、それもアリじゃない?』と」
――いままで長く握っていたのに、結構な決断が必要だったのでは?
愛斗「そうですね。でもずっと同じことをして結果が出ていなかったので、『何か変えないと』とは思っていました」
――おととい(5月24日)は今シーズン初の猛打賞で、タイムリーヒットも打ちました。これからもバットはこのまま?
愛斗「このままです。いつかは戻すかもしれないけど、いまは考えていません」
――4月19日に2試合連続HRを放った後に「自分が出る時につかみ獲れるように準備していた」と言っていたが?
愛斗「ここにいる以上、試合に出ないと意味ないので、出続けられるようにという意味です」
――今、外野の定位置をつかみ獲れたと感じる?
愛斗「いや、全然思ってないです。こっから、まだまだというよりここからです。(つかみ獲れたと思うのは)シーズン最後まで出られたらです」
――守備の時に、特に心がけていることを教えてください。
愛斗「とにかくピッチャーを助ける。1個でも進塁を少なく、自分のために守るんじゃなくて、ピッチャーのため、キャッチャーのため、チームのために守っています」
――3月20日、ヤクルトとのオープン戦。オスナ選手をライトゴロに仕留めたプレーが忘れられません。ランナー一塁でセンター前に強い打球が来たら、二塁フォースアウトを狙ってませんか?
愛斗「狙っているときもあります」
――センターを守るようになって惜しい当たりありました?
愛斗「最近、ギリギリ捕れない当たりが結構来るんで、熊代さんに『守備範囲狭くなったかもしれない』と相談したんですけど、『お前だから勝負できてるんだから気にするな』って言われたんで、ちょっと自信にはなりました」
※インタビュアー:文化放送・斉藤一美アナ
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