「軍事増強だけじゃ世界の競争に巻き込まれる。やるからには何かの予算を削るんでしょ?」大竹まこと、防衛費増額に懸念
5月24日(火)大竹まことゴールデンラジオ(文化放送)で、23日行われた岸田総理大臣とアメリカバイデン大統領の日米首脳会談の内容について取り上げ、岸田総理が現在は対国内総生産GDP比1%程度にとどまる防衛費の「相当な増額を確保する」と述べたことについてパーソナリティの大竹まことが「軍事増強だけじゃ、世界の競争に巻き込まれてしまう。ますます軍事産業の笑いが止まらない状況を勧めていくの?逆にアジアの安定が揺らいでいくことになりうるよね」。と懸念を呈した。
さらに、大竹は予算についても 「防衛費が増額してGDPの2パーセントに近づくとなると、軍事に使うお金が世界第3位になる。膨大な予算だよ。やるからにはどこかから削られると思うよね。どこからなの?子供に関する予算?困窮家庭への予算?地方に渡す予算かな?色々考えちゃう」。と気がかりな様子。
ライターの武田砂鉄も「外交というのはギブアンドテイクで行われる。でも今回の首脳会談でアメリカがこっちに譲歩してくれたかというと、ない。G7を広島でやるって話をしたらしいけど、2016年にオバマさんが来たけれど特に意味はなかった。日本は形だけの状況は作れたけど、具体的にはお金の話でバイデンさんを上機嫌にさせて、バランスの悪さが目立った。」と日米首脳対談の成果を残念がった。
大竹が「日本が軍備増強するってことはアジアの他の国々に不安定な要素をまき散らすことになって、みんなが軍拡競争に走っていくのかな。軍事産業の笑いが止まらない状況を進めていくのかな?」。と今後のアジアの安全保障を危惧した。
武田も共同通信の世論調査を引き合いに出しながら、「防衛費よりもケアすべきところがあるのではないか。増税で対応するのか?貧困率も上がって、非正規の人が増え、結婚も子供もできない人が居る、こういう今きわどい状況で暮らしている私たちの生活がまた削られるのではないかと思ってしまう。空気に流されないことが大事だ」と主張した。
「大竹まこと ゴールデンラジオ」は午後1時~3時30分、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。 radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。
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