大竹まことが僧に相談「フワフワした年寄りなんですけど、どうやって生きていけば…」
アメリカにも仏教を教える日本の僧がいる。5月24日「大竹まことゴールデンラジオ(文化放送)」では、ニューヨーク在住でアメリカの大学や企業で仏教を教えている僧、松原正樹氏がリモート出演。大竹まことの悩みに答えた。
大竹「アメリカの大学では何を教えていらっしゃるんですか?」
松原「座禅を教えています。あと日本文化一般として禅、お茶、そのあと授業の一環として禅仏教と仏教一般を教えさせていただいております」
大竹「大学生に瞑想とか心をリラックスさせる方法を教えて何か改善がありましたか?」
松原「学生たちは睡眠時間が短いんですけど、座禅をすることで不安だとか勉強に対する心配がなくなった。また不眠症が治ったとも聞いております」
大竹「すいません、私はフワフワした年寄りなんですけど、どうやって生きていけばいいですかね~?」
松原「まず、仏教の心で無常というものがあるんですけれども、これのポジティブな面を見ていくという方法があります」
大竹「ん???」
松原「無常っていうと何かネガティブなイメージがありますけど、これのポジティブな面を見ていく。例えば、世の中が無常だからこそ我々は成長できる。無常だからこそ、どんなひどい状況にも終わりが来ると思える。無常だからこそ人生はドラマチックで感情は一時的なものだ…」
大竹「あの~すいません。ちょっとピンとこないんですけど…」
松原「(笑)」
大竹「具体的な例があるとオレもわかりやすいんだけど…」
松原「我々はいつも心配とか不安があります。例えば私の場合、ニューヨークは生活費が高いとか学費が高いとか、あと私の娘はブレイジアンといいましてブラックとエイジアンのバックグランドのある子なのでアメリカにいると、国籍や人種にまつわる不安や心配はあります」
大竹「一時アジア系は行き場がなくなっていましたよね?」
松原「アジア人をターゲットにした暴力がありました」
大竹「そういう状態に置かれた場合、どうすれば良いのですか?」
松原「私自身そういう問題と対面して心がザワザワしてるんですけど、よく考えれば別にその状態がずっと続くわけでもないですし、気持ちというのは炭酸飲料のあぶくのようなもので、後から後から永遠に出てくるものなので、むしろそういった不安を消そうと思うともっともっと不安になるわけですね」
大竹「気持ちっていうのはあぶくみたいなもの。今のはヒントになるね」
この他にも番組では松原正樹さんが有難いお話を聞かせてくれました。もっと聴きたいという方はradikoのタイムフリー機能でお聴き下さい。
松原正樹さんは番組の「大竹メインディッシュ」のコーナーにご出演です。
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