「父のダメなところは「大恐慌」とか脅すところ」森永康平が父・卓郎の意見を一刀両断!

「父のダメなところは「大恐慌」とか脅すところ」森永康平が父・卓郎の意見を一刀両断!

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5月16日の「大竹まことゴールデンラジオ」(文化放送)は経済アナリストの森永康平さんが登場。父親で同じ経済アナリストの森永卓郎さんのコメントにダメだし!さらに専門家的な観点から補足していただきました。

大竹まこと「番組の冒頭でお父さんの森永卓郎さんが、ここまま岸田政権が財政を引き締めていくと、日本に1929年以来の大恐慌が来るという風におっしゃっていましたが、どう思います?」

森永康平「親父のダメなところは「大恐慌」とか脅すところなんですよね。そういうのがすごく商業主義的というか、まあエンターテイナーとしてはいいと思うんですけど。」

大竹「僕もかねがねそう思ってたんですよ。」

森永「父の変わりに専門家的な観点からいうと、まあ見通しは近いんですよ。7月の参院選が終わってしまえば約3年間は選挙がないので、黄金の期間と言うか、好き勝手やっていいわけです。仮にこの時、この間の衆院選みたいに自民が圧勝して今の政権が続けられることになると、初めて岸田さんが自分なりの色を出してくる可能性があります。今の岸田さんは、私から見るとフワフワしているというか、何をしたいのかよく分からないんです。」

大竹「だいたい「新しい資本主義」ってのが何かよくわからないよね。資本主義自体は変わらないわけだから。」

森永「投資で資産所得を倍増させようって言った翌日に、金融所得の課税の話をしたり、どっちがやりたいんだかフワフワしてるわけです。でも変な話ですが、フワフワしたまま参院選も勝って黄金の3年間もフワフワしたままならまだいいんですけど、岸田さんが実は今までフワフワを演じてて、黄金の3年を迎えた瞬間に増税と金融引締をしたら最悪です。ここは父も同じ事を言っていると思います。大恐慌かどうかは置いておきますけど、最悪なシナリオがありえるというのは同じ考えです。」

大竹「そうならないためには、財政を引き締めない、ということですか?」

森永「そうですね。そもそも今は金融緩和を引き締めたいわけですよ。」

大竹「財務省なんかはね。」

森永「でも、これって本当は意味がよく分からないんです。例えば「円安だから輸入する物の値段が上がってよくない」という話では、円安の理由が「アメリカと日本の金利差が開いているから」だと言われていますが、実は印象論でしかないんです。確かに円安になると輸入した物の価格が上がるのは事実なんですが、国内の物価上昇のほとんどは単純に資源価格が上がってるからで、円安でちょっとかさ増しされてるだけです。このかさ増しを戻すために、景気の悪い中で日銀も金利を引き上げたら、さらに景気が悪くなるに決まってるんですね。すると、住宅ローンを変動で組んでる人は今日本だと6割ぐらいだと思いますけど、この人たちの返済する額が急に増えてしまいます。」

さらに森永康平さんは景気を回復するためての消費税率にも言及!何%にすべきなのかはradikoのタイムフリー機能でご確認下さい。

「大竹まこと ゴールデンラジオ」は午後1時~3時30分、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。 radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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