大竹まこと「官僚の天下り先になったら…」 経済安全保障推進法が成立、その問題点とは?
5月12日の「大竹まこと ゴールデンラジオ」(文化放送)では、成立したばかりの「経済安全保障推進法」について取り上げた。
11日の参議院本会議で、経済安全保障推進法が賛成多数で可決・成立した。
政府が企業の設備を審査し、先端技術研究にも関与。場合によっては罰則も設けるなど、国の介入を強めるもの。
砂山アナ「国会審議の焦点のひとつは、サプライチェーンの強化だった。コロナ禍やウクライナ情勢などで、マスクが手に入らなかったりしましたよね。こういったものの備蓄などを、この法律によって助けようとしているんですけども……」
支援対象となる「特定重要物資」が何を指すのかは、法律に書かれていない。
政府は今のところ、半導体、医薬品、レアアース、蓄電池などの指定を想定しているが――
砂山アナ「政府が恣意的に運用した場合、新たな利権を生んでしまう懸念もあると」
一例の解説を受け、大竹まことは「全部が霧の中みたいな感じで、私にはよく見えてないんですけど」と首を傾げる。
大竹「自由な経済活動に、悪影響があるかもしれないよね。もうちょっと中身が知りたいよね。アバウトに『こんなんです。でも成立です』って言われちゃったらさ」
砂山アナ「想定しきれないうちに、法案が先に決まってしまったという形にもなると思います。今後は政府のみで改廃できるのが大きな問題点かなと」
さらに大竹は、企業と国を繋ぐ「パイプ役」にも懸念を示す。
大竹「いらぬ心配かもしれないけど、優先された企業が官僚の天下り先とかになって、『うちは天下りの人がたくさんいるから大丈夫です』みたいな関係にはなってほしくないよね」
「大竹まこと ゴールデンラジオ」は午後1時~3時30分、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。 radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。
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