「灰皿投げられた人もいました」つぶやきシローがデビュー当時を振り返る!芸名は適当につけた?
新人の頃から数えて芸能活動28年目になるという、つぶやきシローさんが5月6日の「くにまる食堂」に登場。若かりし時のネタ見せやライブ事情を振り返りました。
野村邦丸「つぶやきさんは最初っからずーっとピン芸人なんですか?」
つぶやき「そうなんですよね、誰も一緒になってくれなくて。ピン芸人同士が事務所に入ってから組んだりしたってよく聞くじゃないですか。でも誰も組んでくれなかったんですよね。事務所側は、組ませちゃえばネタ見せ時間が半分になるから「ピン同士でコンビ組め」とか言うんですよ。でも10何人かいましたけど、奇数だったんですね。」
邦丸「割り切れないんだ。」(笑)
つぶやき「昔もありましたよ。体育で二人一組で準備体操やる時も、まー余るんですよ。それで先生とやらされるの。そのパターンですよ。「うわ、いまだに?」と思って。それで結局ピンのままなんです。」
邦丸「1人でやるしかないなって思ってから、もうすでに28年ですか。」
つぶやき「そうですね。当時のお笑いのライブには、4~5分の「一本ネタ」を見せる人の他に「新人コーナー」があって、運営側はそこにいろんな人を出したいんですね。それでコントとか漫才はあっても漫談をやる人はいなかったんですけど、ライブの3日前に「お前いっぱい喋ってるから漫談ネタを作ってみろ。そしたら出してやる」って言われて、そこで漫談で優勝したんです。」
邦丸「つぶやきさんみたいに内気な感じでぼそぼそ喋って、たまにあるあるネタを言う芸風の人って、いそうでいないんですよね。」
つぶやき「勉強会はみんなの前でやるわけなんですが、それが恥ずかしいんです。同じお笑いを目指してる人なんか笑うワケないじゃないですか。見る側はみんな腕組んでて誰も味方はいないし、今はダメですけど、灰皿を投げられたり、台本を破かれたりした人もいたんです。そういう時代でしたから嫌で嫌でしょうがない。それで下向いて、早く終わんないか~って思いながら早口でバーッってしゃべったんですけど、もう何見てもらってるんだかよく分かんないんですね。」
邦丸「少しでもネタを伸ばそうとか思ってたんじゃないんだ。」
つぶやき「そのまま舞台に立っちゃったんですね。だから初舞台の直前に本名で出るの?って言われて、明日だけだと思って同期の仲間に「なんか芸名考えて」って言ったんです。友達も適当に「つぶやきとかいいんじゃない?」とか、よく分かんない「シロー」とかくっつけて、それでいいやって思ったら、未だに続いてるんです。明日だけのつもりで付けた名前なんですけど、それが本名よりも長く呼ばれる人生になるとは、分からないもんですね。」
「くにまる食堂」は平日朝11~13時、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。
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