武田砂鉄「自分たちのやりたい方向性に持ってこうとしてるってところは、かなり注意しないといけない」憲法改正に向けた動きにコメント
「大竹まこと ゴールデンラジオ」(文化放送)、5月3日の放送にはパーソナリティの大竹まことに代わり、フリーライターの武田砂鉄が出演。岸田総理大臣の憲法改正に関するインタビューに対しコメントした。
産経新聞に掲載されたインタビューの中で、岸田総理が改めて憲法改正への意欲を示したことについて触れた武田は、「思い返せば岸田さんというのは改憲自体に慎重派だったはずですよね、首相になる前は。で今回この憲法記念日の日に産経新聞のインタビューに答えて(自衛隊の意見論争に)終止符を打つためっていう言い方をしているわけですけど、この言い方ってのは誰がずっと言い続けてたかというと安倍さんがずっとこういう言い方続けてきたんですよね」と岸田総理の主張が変化したことを指摘。
朝日新聞の憲法改正に関する世論調査にも触れ、「憲法を変える必要があるって言うパーセンテージが今56%で、昨年調査した時には45%だった。かなり数値が変動してるわけですよね。ロシアによるウクライナ侵攻で国民の自衛隊に対する考え方とかそういったところが変化してきているということを反映した上での数値なんだろうと思うんですけど」と世論も改憲に寄りつつあることを取り上げた。
同時に、以前から与党内でコロナ禍と憲法改正を結びつけるような動きがあったことも指摘し、「何か大きなことがあると、それを今までの持論に紐付けしながらどうにかしてそっちに持っていこうとする力っていうのが常にあるわけですよね。こういう状況になったらもうこういう風にしたらいいんじゃないか、っていうふうに自分たちのやりたい方向性に持ってこうとしてるってところは、かなり注意しないといけないのかなと思って見てますけどね」と懸念を示した。
「大竹まこと ゴールデンラジオ」は午後1時~3時30分、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。 radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。
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