ありのままも「腹筋ちぎりパン」も否定しないのが現代風? ボディ・ポジティブとボディ・ニュートラルとは
「西川あやの おいでよ!クリエイティ部」(文化放送)、5月2日は「ボディ・ポジティブ」を特集。その詳細と、そこから派生したまた別の価値観のことも紹介した。
西川あやの「そもそも『ボディ・ポジティブ』とは、ありのままの体をポジティブに受け入れて愛していこうという考え方のこと。やせていることが美しい、という価値観にとらわれず、あらゆる体型や身体的特徴をポジティブに肯定。広告などで表現される非現実的な美の基準に反発する新たな価値観として注目されていると」
重藤暁「いわゆる『モデル体型』に対する考え、ということですね」
山内マリコ「私も思春期のときに無理なダイエットをしようとしたの。なんでそうなるかというと、雑誌とかテレビとかのメディアで、こうしなきゃ、かわいくなきゃ、というメッセージを受け取り続けていたから。いまでいえばネット情報か。それに対するアンチテーゼみたいなことかな」
西川「パリコレのモデルさんなんかも『やせすぎなんじゃないか』と言われていましたもんね」
実際にファッション業界でボディ・ポジティブの考えを用いた企画も多数あるという。そちらも紹介したうえで、話題は移る。
西川「派生した新たな価値観、『ボディ・ニュートラル』というものもありまして。ボディ・ポジティブが浸透する一方で、ボディ・メイクを本職とされている方々が『美しい体型のイメージをすり込むな』という批判を受けてしまうこともしばしば。そんな流れの中で、自分の体に対してポジティブであることを強要しない、という考えです。体型に対するイメージをそのまま受け入れて、美やボディメイクを追求することも否定しない」
山内「凪の状態だ、『無』だ」
西川「アメリカの俳優・ジャミーラ・ジャミル、体のラインが目立たない服を着る歌手のビリー・アイリッシュらもボディ・ニュートラルにまつわる発言をしています。あとボディ・ビル大会である、かけ声。『腹筋ちぎりパン!』『背中に羽根生えてるよ!』『肩メロン!』というのも、美を追求したものであり、人に価値観を強要しているわけでもないと」
山内「独特。一編の詩ですね。魅了されちゃう」
西川「一般の価値観と違ってもいいんだよ、変えなくてもいい、そのままでいい、という」
山内「ポジティブに受け入れる人もいれば、ニュートラルな人もいてええんじゃよ、というのが2022年……」
西川「もうどうすればいいのか(笑)」
ボディ・ポジティブとボディ・ニュートラルについて語ったあと、服装に悩んでいるという重藤のファッションにも話が及んだ。スタジオでアロハシャツ姿を披露したり、山内から芸人の錦鯉・渡辺隆さんのファッションを参考にすれば、と助言されたり。詳細はradikoのタイムフリー機能で確認できる。
「西川あやの おいでよ!クリエイティ部」は毎週月曜~金曜の午後3時30分~5時45分、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。
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