大友良英が語るあまちゃん音楽製作秘話「即興で好きに演奏させていた」
4月28日の「おとなりさん」(文化放送)は、NHKの朝ドラ「あまちゃん」の音楽も担当した音楽家の大友良英さんをお迎えし、「あまちゃん」の音楽製作の裏話などについてお話いただいた。
高山一実「(今、あまちゃんの音楽が流れてますけど)たくさん聞いたのに飽きない曲ですごいですよね」
大友良英「毎朝流れてましたからね」
山田弥希寿アナ「昨日のゲストのサクソフォーン奏者の江川良子さんも参加されているそうですね」
大友「江川さんはソプラノサックスで参加していて、これ演奏家50人くらいで参加してるんですけど最初のピューンって言う猫みたいな音は江川さんですね。譜面に書いてなかったんですけど録音してる時に入れました」
高山「へ~」
大友「あまちゃんの曲って譜面に書いてある所ってすごく少ないんですよ。江川さんって本当はクラシックの方なので本来は譜面に書いてあるのをやる人なんですけど、その人に”自分で考えて”って言って譜面に書いてないことをやらすわけですよ。ひどいよね作曲家として」
高山「大友さんが好きにやってと?」
大友「言いますね。中には、好きにやっちゃ困る場所もありますけど。トロンボーンの人はあまちゃんの曲のメロディー弾いたことないんじゃないかな。ずっと好きにやってます」
高山「レコーディングの時は、どのくらい音合わせをするんですか?」
大友「通常はしません。その場でぶっつけ本番。1テイク目が意外と良かったりするので。ただあまちゃんみたいな大きなプロジェクトだとプロデューサーやディレクターとか判断する人が多いのでそこに行くまで半年くらいかかりました」
高山「へ~」
大友「実は録音にいくまでにあまちゃんみたいな曲が何曲かありますよ」
山田「世に公開されてない曲があるんですね」
大友「イントロが全然違うものだったり、サビがなかったりとかね。そういうのがあってここまで持っていくので、本番ではみんなこなれた上で遊んでましたね」
高山「なるほど~」
山田「そうやって作品が生まれたんですね」
この他に、大友さんには大好きな山口百恵さんについてや地元の生徒たちと製作した福島県富岡町の富岡小学校の校歌について語っていただいた。
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