アコーディオン奏者桑山哲也氏、師匠デデ・モンマルトル氏に弟子入りする条件とは?
4月27日放送の「くにまる食堂」(文化放送)には、アコーディオン奏者の桑山哲也さんが出演。アコーディオン奏者になるきっかけなどについてお話いただいた。
野村邦丸アナ「皆さん、アコーディオンという楽器はご存知かと思いますが、桑山さんが奏でているのがボタンアコーディオンといって鍵盤がないんですよね」
桑山哲也「一般の方がイメージするのが、右手にピアノの鍵盤が付いてるもの。でもヨーロッパでは楽器屋さんに行ってもボタンアコーディオンしか置いてなくてアコーディオンと言ったらボタンアコーディオンなんです」
邦丸「ちなみに、ボタンは左右にどのくらい付いていますか?」
桑山「今日、持ってきたものは右側は88個くらい、左側は120個付いている。左手で伴奏して右手でメロディーを奏でます」
邦丸「桑山さんの最初の師匠が、お父さんなんですよね」
桑山「うちの父親はNHKののど自慢の北海道の担当で、のど自慢が北海道に来た時、アコーディオンを弾いてました。アコーディオンの教室も開いていて弟子入りしたのが6歳の時。4つ上の姉が習い始めたら子供用のかわいい赤いアコーディオンを買ってもらったんですよ。僕はどうしてもそれが触りたくて。習ったら買ってもらえると思って弟子入りしたんですけど、娘のお下がりのアコーディオンが僕にきて、姉が新しいのを買ってもらったんです」
邦丸「お下がりがきちゃった。それでうまくはなるけど楽しいの?」
桑山「楽しくないです。アコーディオンやってるとおじさんくさいって言われちゃうから友達に言わなかったんです」
邦丸「でも、どこかでこれ面白いよねと思わないとやらないよね」
桑山「小学6年の時に度胸試しで全日本のコンクールに出たら優勝したんですよ。その時プロの演奏を聴こうというコーナーがあってその時に後の師匠になるデデ・モンマルトルという先生がいたんですよ。コンクールが終わった後、先生に呼ばれて通訳の人が“あなたを弟子にしたい”と言ってると。ただ“条件は住み込みだから僕の家に来なさい”と。私は“小学6年生だからパリは無理です”って言ったら、その先生、千葉に住んでた」
邦丸「わっはっはっ」
桑山「1年悩んで中学2年から先生の所に住み込みで行ったんです」
邦丸「へ~、そうなんだ~。フランスじゃないんですね」
「くにまる食堂」は平日朝11~13時、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。
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