【西武】柘植セナ、Honda鈴鹿の先輩・瀧中からプロ初対決で1号2ラン「絶対打ってやろうと」
◆西武6-3楽天(ベルーナドーム)
西武の柘植世那捕手(24)が社会人時代の先輩討ちでチームを勝利に導いた。
Honda鈴鹿から2019年ドラフトで西武に入団、時を同じくして楽天に指名されたのがバッテリーを組んだ先輩の瀧中だった。ルーキーイヤーにも対戦のチャンスはあった。2020年10月11日、楽天生命パークでの一戦。途中出場の柘植はネクストで先輩との対戦を心待ちにしたが、瀧中は前打者に打たれたところで降板。あと一歩で願いは叶わなかった。
二軍戦でも訪れなかった初対戦は2回、2点を先制し、なおも走者一塁の場面。3球目、インコースの真っ直ぐをライオンズファンの待つレフトスタンドに叩き込んだ。「絶対打ってやろうと思った。でも瀧中さんいい人なので・・・僕からはLINEは送れないです」と恐縮するが、きっと先輩の方からメッセージが届いているだろう。
もう1人、テレビで見て憧れた先輩も同じグラウンド上にいた。「僕の中で西武のキャッチャーと言ったら炭谷さん。もうめちゃくちゃスローイングがすごかったので、めっちゃ動画とかみて真似してました。一緒の舞台で戦えてうれしいです」その憧れの先輩の前で、3試合で4度の盗塁刺、扇の要としてもチームを救った。
今週は5試合すべてフル出場で、3試合連続完封を含む5戦4勝。森・岡田不在のチームを守るべく、みるみる成長を遂げている。「引っ張っていくって言い方はちょっとあれかもしれないですけど、勢いとか感情を全面に出してピッチャーもチームも乗っていけるように」。頼もしさを増した柘植“セナ”が、まだまだ突っ走っていく。
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