斉藤りょうこが解説、きょうから始められる「書く瞑想」とは?
4月22日の「おとなりさん」(文化放送)、「10時のおとなりさん」のゲストに瞑想講師・瞑想家の斉藤りょうこさんが登場。難しいイメージもある瞑想について、丁寧な解説を聴かせてくれた。
山根良顕「瞑想ってなんなんでしょうか? 目をつぶって合掌して、座禅組む、みたいなことですか?
斉藤りょうこ「そういうのもありますけど、私が学んでいるものはマインドフルネス瞑想といいます。『今』に自分が気づいている、自分に意識が向いている、という状態を目指している瞑想なので、無になる、なれなかったとか気にせず」
山根「禅寺とか行って、やってみたけど無になれないのよ。なれたことあります?」
斉藤「ないです。でも生きている間、無になるって相当な修行を積まないと難しいので。『忙しい』という状態に気がついていることがいいされているので、無になれなくても大丈夫です」
山根「何かやらないといけないことってあります? 目を閉じるとか?」
斉藤「閉じると情報が遮断されて自然と自分のことに意識を向けられます。忙しいときは目を閉じて呼吸に気持ちを向ける。それだけで気持ちは穏やかになります」
山根「それなら簡単だね。本格的に行うとしたら、ちゃんとした場に移動して、とかはありますか?」
斉藤「ご自身の落ち着ける場所だと、より深くできると思います。ご自宅が落ち着くならご自宅でいいでしょうし、安心できる場所であれば問題ないかなと」
リスナーに向けて、手軽に始められる瞑想の紹介もあった。
斉藤「私が毎日しているのが、書く瞑想、『ジャーナリング』といいます。日記として心にあることを書き出していくんです。こんなことがあって、こんな感じがして、と。書き方とか考えないで進めていくと、思いがけない自分の気持ちが見つかります。時間は夜でもいいし、忙しい方は時間ができたら、というときでも。習慣にすると瞑想と同じような効果が得られます」
山根「この番組が始まってからノート買って、日々のことを書こうと思ったけど、買っただけで終わったんですよ(笑)」
坂口愛美アナ「私もです(笑)。続けるためには?」
斉藤「箇条書きにしたり、ネガティブなことでも書いてみたり。うまく書こうとすると大変なので、『こんなことはよくない』とためらわずに書いていけば、続けられるかなと思います」
山根「きょうイヤだったな、とか怒られたな、とか」
坂口「小学校のときからの癖で、日記はいいことで締めくくらなきゃいけない、みたいな考えもあるけど、なんでもいいってことですね」
斉藤「はい。単語でもいいし、字が雑でもいい」
坂口「それだったらできそうな気がしますね」
山根「やってみようかな」
斉藤さんはラジオ初登場とのことだったが、ゆったりとした口調にレギュラーパーソナリティの2人もとても話しやすそうにしていた。
「おとなりさん」は平日月曜~金曜の朝8~11時、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。
※タイムフリーは1週間限定コンテンツです。
※他エリアの放送を聴くにはプレミアム会員になる必要があります。