【西武】また1安打完封!水上由伸プロ1勝、球団育成出身初白星!お立ち台で両親に「勝ったよ~」
◆西武3-0ロッテ(ベルーナドーム)
西武が2試合連続1安打完封リレーでロッテに連勝した。
白星をつかんだのは2番手の水上由伸投手(23)だった。この日は両チーム6回まで無安打。7回、先発・松本が許した初安打から招いた二死2・3塁のピンチでの登板だったが、マウンドで緊張することはない。注射やお化け屋敷の方が苦手だ。「テンションぶち上がってました!ここで抑えたらかっこいいなとか言いながら」マウンドに向かった。
1球目はスライダー、2球目はシュートで内角を攻めて代打の山口を投ゴロ。「度胸がある。ちゃんと腕を振って右打者の内に放れる強さをもってるんで」という辻監督の期待通りの働きをみせた。
「最悪な状況でも楽しんでやれば大丈夫」。高校時代のメンタルトレーニングで鋼の心臓を手に入れた。「すべてプラスに考えて、マウンドでもいつも“打てるもんなら打ってみろ”という気持ちです」と豊田コーチの言葉を体現する存在だ。
2020年育成ドラフト5位で入団し、昨年5月に支配下登録。ドラフト指名時には「お父さんとお母さん、嬉しくて何十年ぶりにハグしたみたいよ(笑)」と弟から伝えられた。プロ2年目での1勝。お立ち台で地元・長野県宮田村にいる両親に「勝ったよ~」と、はにかみながら報告した。
ライオンズの育成出身選手では初の白星。チームは前回3連敗を喫したロッテに投手力で連勝を飾った。
「ポジティブすぎて周りの人にはよく頭おかしいんじゃないかって言われますね(笑)」
その底抜けの明るさがチームをますます勢いづける。
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群雄割拠の様相を呈するパシフィック・リーグ、王座奪回を目指す埼玉西武ライオンズの試合を中心に放送! 今シーズンも「吼えろ!ライオンズ 叫べ!文化放送ライオンズ…