理系トップの東京工業大学 先端技術の研究の前に学ぶべきものとは?

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2022年度から高校でプログラミングの授業が必修になる。4月19日「西川あやの おいでよ!クリエイティ部(文化放送)」では、テクニカルな技術を学ぶ授業の必修化についてジャーナリストの青木理、タレントのバービー、西川あやのアナウンサーが討論した。

西川あやのアナ「2022年度から高校でプログラミングを学ぶ情報1が必修化。2025年度には大学入学共通テストでプログラミングが出題されるそうなんです」

バービー「えーー!問題になるんだ」

青木「なるでしょう。こういうソフトのプログラムはどうやって作るのかってことをやれば問題にはなるとは思うんですけど、こういうものも必要なのかなと思いながらSNSの使い方とかメディアリテラシー、そういう面をやったほうがいいのでは?」

西川「私、小学校の時、私立だったので情報の授業があってフロッピーディスクの使い方とか習ったんですけど…」

バービー「うわー、懐かしい」

西川「会社に入社したらフロッピーディスクなんかなかったんで、情報の授業は時代とともに変わっていくのが大丈夫かなって思うんですけど…」

青木「今、東京工業大学では先端技術を学ぶ前に一般教養に力入れようじゃないかっていう話があって、なぜかというと彼らは理工系のトップ大学だから先端技術の研究をずっとやってるわけですよ。でも神の目を持ちかねないような技術を学ぶ者たちはもう少し基礎的な教養っていうものをきちんと学ばなければいけないっていうことを東京工業大学の中島岳志先生に伺ったんですが、本当はそういうことのほうが重要かもしれませんね」

バービー「私、大学の時にインド哲学科ってところにいたんですけど、やっぱり哲学科とかは就職には絶対不利で、全然実益のない学問だって言われていたんですけど、多分こういうプログラミングとかが必修になればなるほど哲学とか倫理の授業が必要になってくるのかなって思う」

青木「そう。でも今の傾向って文学部なんていらないんじゃないかとか、そっちの方向に流れているでしょう。でも本当にそうなのか?むしろ本当に必要なのは『人間ってどういう存在なんだろうか?』のような文学とか芸術とか哲学みたいなものが土台としてあって、その上で先端技術を学習するべきだと思うんだけど。今の政府の方針はそっちじゃないほうにいってるから…」

この他にも番組では学校の授業に関する様々な情報を紹介しています。もっと知りたいという方はradikoのタイムフリー機能でお聴き下さい。

番組の「きょうのクリエイティ部」のコーナーでお伝えしています。

「西川あやの おいでよ!クリエイティ部」は毎週月曜~金曜の午後3時30分~5時45分、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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