野口五郎&岩崎宏美ダブルゲスト!デビュー間もない宏美に五郎が「足組むな」厳しい言葉のワケを初めて語る
野村邦丸アナ曰く今日のゲストは「圧がすごい」そうです。4月18日の「くにまる食堂」(文化放送)では野口五郎さんと岩崎宏美さんをお招きして、2人の出会いやデビュー時の思い出を語っていただきました。
邦丸「もう半世紀ぐらい歌い続けているお二人なんですけど、ほとんど会話したことは無かったそうですね。」
岩崎「デビューした頃は毎日のように歌番組がありましたから、そういう意味ではしょっちゅう会ってましたけど、先輩がたくさんいらしたし、今のように楽屋が個室じゃなくて女性・男性みたいにくくられていたので個人的に話すことはなかったですね。」
邦丸「五郎さんから見た岩崎宏美さんはどんな人?」
野口「作曲家の筒美京平さんの教え子なので、初めて会った時は「あぁ先生が力を入れているのはこの子か」という印象が強かったです。」
邦丸「宏美さんは?」
岩崎「五郎さんはわたしがデビューしたときには、もう新御三家の大スターでした。その前から堀越学園の先輩で、学校で「キャー!」ってすごい悲鳴が聞こえたから、なにか起きたのかと思ったら五郎さんが校庭にいたんです。男女交際禁止の学校なのに、それを見た女の子が叫んでいたんです。」
野口「不思議なんですけど、校庭で生徒同士がすれ違ったりするときは普通に「おはようございます」って挨拶するのに、学校を出る時に校旗に向かって一礼をした瞬間に「ぎゃー」ってなるんです。」
邦丸「宏美さんは五郎さんが怖かったそうですね。」
岩崎「わたしが「ロマンス(1975年)」を歌っている頃だったと思うんですけれど、歌番組の音合わせの順番を待ってる時、癖だったので足を組んでイスに座っていたら、先に終わった五郎さんが前を通りながら「女の子が足なんて組むもんじゃないよ」って言ったんです。」
邦丸「覚えています?」
野口「覚えてます。本当のことを初めて言いますね。僕がデビューしたとき(1971年)は「スター誕生!」が始まった年で、スターの時代だったんです。アイドルはまだいなくて翌年、1972年ぐらいからアイドルがブームになっていきました。それで宏美ちゃんが4年ぐらい後にデビューした時、すごく上手かったし「京平先生っ子」なので、アイドルじゃなく本格的なシンガーなんだと言う思い込みがあったんです。当時の僕は、もうずっとヘッドホンして、洋楽ばっかり聞いて、ギター弾いて、誰から声をかけられても返事しないぐらい頑なだったんですけど、彼女には歌を頑張ってほしいと思って、だから足組まないでって言ったんです。」
邦丸「五郎さんからすると、同じ筒美京平さんの一門にいるんだからちゃんとやろうということですよね。それで宏美さんは?足を組み替えて「ハア?」とかやったんですか?」
野口「確かに組み替えました。」(笑)
岩崎「組み替えてません!ちゃんとおろしましたよ。」
「くにまる食堂」は平日朝11~13時、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。
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