「最終的には人のせいにします」堀江由衣が明かした、仕事で落ち込まないようにする秘訣に邦丸も納得
声優や歌手として活躍し、文化放送「堀江由衣の天使のたまご」でもおなじみの堀江由衣さんが、4月15日の「くにまる食堂」(文化放送)にゲストとして登場。声優としてデビュー当時の思い出を語っていただきました。
邦丸「この世界に入るきっかけは何だったんですか?」
堀江「私は事務所のオーディションを受けたのが一番のきっかけなんですけど、そもそも子供の頃に見ていたアニメのヒロインにめちゃくちゃ憧れたんですよ。ダーティペアっていういろんな事件を解決していくアニメで、ヒロインのユリっていう女の子がいて「わたし将来ユリみたいになりたい」って思ってました。それで子供の頃はずっと事件を解決する探偵みたいな仕事に憧れていたんですけど、大人になると自分の目指す探偵と現代の探偵は違うと思って、じゃあ自分がやりたい探偵に近い事はこれだと、声優の事務所のオーディションを受けたのがきっかけです。」
邦丸「今でこそ声優になりたい人はたくさんいて、学校もたくさんありますけど、堀江さんが声優を目指した頃はどんな感じ?」
堀江「あまり今と変わらないと思います。そのときはたまたま無料育成オーディションみたいなことをやっていて、当時はわたしも学生だったので「お金もないし、この無料のとこいいかもしれない」と思ってオーディションを受けました。」
邦丸「オーディションに合格したあとは、文化放送「斉藤一美のとんカツワイド」内のコーナーに出るようになったりして、いわゆるザ・芸能界に入っていくわけじゃないですか。でも堀江由衣さんって人見知りで引っ込み思案なイメージが強いんですよね。」
堀江「まさにその通りで表に出て何かをするタイプでは全くなかったですし、お芝居も実はそれまで特にやったこともなかったので、養成所に入る時に「あれ?声優さんってお芝居をするんだ」ってそこで初めて気づいて、オーディションのときも「やったことないけど、どうしよう」みたいな感じでした。」
邦丸「声優の仕事は長続きすると思っていました?やってみて楽しかったのか大変だったのか、どうでした?」
堀江「そのオーディションでは私も入れて5人の合格者が出たんですけど、その中で自分だけダメになったら悲しいじゃないですか。それで、ずっと必死で着いていこうとしていた気がします。わりと早目にこういう現場に出させていただいたんですけど、やっぱりどこに行っても一番新人で一番下手なんですよ。もう何もできないんですよ。だから周りの人にちょっとでも追いつかなきゃという思いでずっとやってきました。」
邦丸「1日の仕事が終わったあとは「でも、あそこが気になる…」っていうタイプですか?それとも「終わったからもういいや、パッと行こう!」というタイプ?」
堀江「終わった後に満足して帰ったことはないですね。邦丸さんはどうですか?」
邦丸「満足はしないけど、そのまま帰るね。こりゃダメだなと思いながら。」
堀江「そのまま帰るしかないですからね。(笑)私の周りの声優さんはみんなもパーフェクトにやって帰っていると思っていたら、話を聞いたら意外とみなさん同じように思っている方が多くて、ほっとしました。「毎回うまくできたなんて思ってないよ」みたいなことを言う方がいらっしゃって、みんなそれなりに自信があったり無かったりするんだなーって思いました。それで私は最終的に人のせいにして帰ります。」
邦丸「あいつがいたからな…とかね。その人は全然悪くないんだけど。」(笑)
堀江「〇〇だもん…とか。(笑)そうやってあまり思い込まないようにしています。」
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