「SNSに言論の自由を!」 ツイッターへの敵対的買収も辞さないイーロン・マスク氏の決意

「SNSに言論の自由を!」 ツイッターへの敵対的買収も辞さないイーロン・マスク氏の決意

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4月15日放送の「おはよう寺ちゃん」(文化放送)では、イーロン・マスク氏によるSNS大手ツイッター社の買収提案について、金曜コメンテーターでストラテジストの嶋津洋樹氏と、番組パーソナリティーの寺島尚正アナウンサーが話題を掘り下げた。

「最善かつ最終の提案」を突きつける

米大手電気自動車メーカー・テスラの最高経営責任者イーロン・マスク氏が、米SNS大手ツイッター社に買収を提案したことがわかった。マスク氏はツイッター社株のおよそ9%を取得し、筆頭株主になったことが今月4日にわかっていた。

その後、マスク氏はツイッター社の取締役会に招待されたものの、取締役への就任を辞退。その意図が注目されていたが、買収のためだったようだ。マスク氏は「最善かつ最終の提案。受け入れられなければ株主としての立場を再考する必要がある」と説明し、買収でツイッターの並外れた可能性を引き出す、と強調している。

寺島アナがマスク氏の真意について問いかけると、嶋津氏はこう分析した。

「マスク氏は、誰かと協力してというのは多分あまり得意ではありません。株主としての立場を再考とは『敵対的買収も辞さない』ことを仄めかしていて、完全にトップダウンでやりたいという意思表明に私には聞こえました」(嶋津氏)

「SNSに言論の自由を求める」と主張するマスク氏の買収が実現すると、どのような変化が起こるのか。不適切投稿の監視などの運営基準がこれまでと大きく変わる可能性があるのだろうか。寺島アナが、言論の自由を求めるマスク氏が何を考えているのかと問うと、嶋津氏は、SNSの運営会社が言論の自由を仕切ることへの不満があるのだろうと推測した。

「全てが自由であるべきだ、批判も非難もやる側も受ける側も全て100%(自由にして、みんなが適切か不適切か選ぶようにするべき)というのがマスク氏の考えだと思います。そこまでいかなくても、もっと公的な人たちが管理するべきではないか、という考え方ももちろんあると思うのですけれども、いずれにしても一企業がそのようなことを仕切ることに対する不満だと思いますね」(嶋津氏)

「おはよう寺ちゃん」は平日朝5~8時、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。 radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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