サキドリ★プレイバック ~常井健一さん、”文春砲”を語る

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今週のサキドリをプレイバック!

3月19日(金)、午後6時台のゲストコーナー「ブリーフィングルーム」には
ノンフィクションライターの常井健一さんが登場。各界で炸裂し続けている、"文春砲"の裏側を語りました。
 
小泉純一郎元総理大臣のロングインタビューや、逮捕直前の河井案里元参議院議員へのインタビューなど、出版社・文藝春秋との仕事も数多い常井さんが、日本の政界・芸能界・スポーツ界等々に大きな火種を作っている"文春砲"について、持論を展開しました。

まず、週刊文春の強さを「基本をしっかり押さえていることに尽きる」と断言。
常井さんのいう3つの"基本要素"とは次の通り。
 
➀情報収集  
  独自のタレコミサイト(文春リークス)に情報が集まる。ド級のネタが投稿される。
➁取材と検証
  "週刊誌界のレアル・マドリード"。スター級のトップ記者が集まってくる。
➂発信と拡散
  文春オンラインを使っての発信と拡散のうまさ

この3つが非常にうまく回っているのが、文春の現状の強さを物語っているのだという。


 
では、一方、同じ木曜日発売の週刊新潮についてはどのように捉えているのだろうか?
 
常井さん曰く、
「過激にして愛嬌ありの文春」と「斜めからシニカルにみる新潮」であり、
「オープン(文春)VSクローズド(新潮)」の構図が今、明暗を分けているような
気がすると。

週刊新潮の取材は、古典的なもので、捜査機関がネタ元になったり、事件屋と呼ばれる
人間の情報を追うスタイルなのだそう。「当事者がタレ込む時代」=デジタル化の噂の
流れ方に新潮はついていけていないというのが現状だと語る一方で、そもそも新潮社は
「読めない、難しい漢字を使う」など優秀な編集者が多い出版社であり、本当は力が
あるので、文春のような、デジタル化や取材手法を取り入れることでいつでも追い
つけると思う、と今後に期待感を滲ませました。


 

 

『斉藤一美ニュースワイドSAKI!OVERTIME』
 
「ブリーフィングルーム」 午後6時3分頃~
 
https://radiko.jp/

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