「研究者」と「研究家」の違いとは? 水曜クリエイティ部員が「肩書」を考える
4月13日の「西川あやの おいでよ!クリエイティ部」(文化放送)。西川あやの、大島育宙(やすおき)、永井玲衣(れい)の3人が「肩書」についてトークを繰り広げた。
特集コーナー「今日のクリエイティ部」で「肩書」をピックアップ。それぞれ自身をなんと名乗り、名乗るときにどういったことを意識しているのだろうか。
西川あやの「私は文化放送のアナウンサー、ラジオパーソナリティ、マネージャー……」
XXCLUB大島育由「マネージャーは本当の役割じゃないというか(笑)」
永井玲衣「シンガーでもありますね!」
西川「会社員でもあるんですけど、役職はついていない」
大島「会社員はたくさんいるから、特殊性があるものをいう気はしますね。○○マネージャー、○○ディレクターとかがない以上は部署名だけ、みたいな」
永井「私は『哲学研究者』と呼ばれることが多くて。たまに『哲学者』とうっかり言っていただくことがあるという。自称は難しい。危なくないですか、『自分、哲学者です』って」
西川「月曜のスタジオ部員・重藤暁さんは『古典芸能研究家』なんですね。研究者と研究家でどう違うんでしょう?」
大島「研究者のほうがへりくだっている気はしますね。研究家は実績も込み、という感覚はある」
永井「基本的に文章で言うようにしているんですよね、短歌ですごく有名な穂村弘さんも『歌をつくっています』、詩人の方も『詩をつくっています』。私も『教えています』『文章を書いています』と行為で言う」
大島「僕はわかりやすく言うと芸人、映画YouTuberとか。一般企業にも所属していて、そこではプランナーなんですね。広告をつくることが多いんですけど映画やドラマのプロモーション、展示とか、コンテンツに関わるものすべて手がける会社で。コンテンツ・プランナーだとわかりづらいので、広告プランナーと名乗ることが多いですね。自分の中でスタメンのようなものがあって、芸人はわかりやすいから1番手、みたいな」
永井「わかりやすさでいえば、研究者って大学でメチャクチャ勉強している人、というイメージを持たれがちですけど。それを壊す、多様化させる意味で『こんなことやっているけど研究者ですよ』というのを意図することもあります」
西川「アナウンサーって自称しても許されるというか。ラジオパーソナリティ(と名乗るの)はまだ恥ずかしいですね」
大島「僕と永井さんはまだ名乗っちゃいけない気がしますね。自称プラス他者の推薦。確かにラジオパーソナリティだね、って多くの人に思ってもらう感じじゃないとダメなのかなと」
放送では3人の詳しい「肩書」考や、他者の肩書について気になることなども語られている。
「西川あやの おいでよ!クリエイティ部」は毎週月曜~金曜の午後3時30分~5時45分、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。
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