日本人は人に関心を持ちすぎる?「LGBT」の世界を深掘り

日本人は人に関心を持ちすぎる?「LGBT」の世界を深掘り

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ジャーナリストの石戸諭さんと、女装パフォーマーのブルボンヌさんを迎えた4月8日放送「西川あやの おいでよ!クリエイティ部(文化放送)」。LGBTをテーマに当事者のリアルな考え方や、様々な人に取材を行った中で感じた日本人の共通点を語った。

「きょうのクリエイティ部」では「LGBT」を掘り下げ、当事者でもあるブルボンヌさんと新宿2丁目での取材経験もある石戸諭さんが熱いトークを繰り広げました。性的少数者を示す「LGBT」という言葉について、

西川「言葉も本当、なんか一般的になってきたなと思いますよね」

ブルボンヌ「ちょっとLGBTってテーマ自体は食傷気味に感じてる方もいるかもしれないけど、深いところまで掘っていくと、まだまだ知られてない情報いっぱいあるんじゃないかなと思うんですよ。例えば今日もちょっとね車の中とかで文化放送つけてみたら、“オネエがくっちゃべってるぞ”と思われたかもしれないんですけど、そのなんとなくもうカジュアルに使っているオネエって言葉自体、じゃあオネエって、もし辞書的に説明してって言われたらなんていう?」

テレビを見てフワッと使っていた「オネエ」という言葉で括られているオネエタレントも突き詰めて考えてみると同じように括っていいものなのか。その多様性に気付かされるという。

ブルボンヌ「ちょっと自分は変なのかなと思うけど、そもそもそれが少ない、という少数者もいるのよとか。性の少数者って本当に深いんですよね。色んな形がある。」

西川「なんか、どうしても当事者みたいな言い方をしてしまう時あるんですけど、何かそういうことじゃなくて人によって、濃淡があるんだなと。」

ブルボンヌ「本当にそう。私はかなり濃い方よ。こってりめです。」

石戸「ですね、もう少しマイルドに悩んでる人たちも結構多いですからね。

こういう人がメディアに出ることで、“そんなに濃くない”っていうショックを与えてしまう弊害もやっぱりあるんだけど。」

石戸「こういう話を突き詰めていくと、人によっての意味が違いすぎるっていうことに尽きちゃうんでね。日本の良くないのは、もう“よくない”と敢えて言っちゃいますけど、人にね、関心を持ちすぎ。」

石戸「“あの子とあの子はなんか付き合ってるんじゃないのか”っていうようなそれもなんか僕変な感心持ちすぎてて、それよりも、“なんかもう別にいいじゃん”と。“ほっといたれよ”みたいなのも、やっぱある意味ではちょっと大事なところとしてあって、もうその人によって悩みが全然違うから、ゲーム内にはこうよっていうのはなかなか言えないですよ。」

コーナーでは「LGBT」に「Q」や「+」など女性や男性、といった性別を超える中間性などを自称する若者もいる事に触れ、ブルボンヌさんは自身の経験から

ブルボンヌ「私最初20年ぐらい前にそのことを聞いたときに、ある意味当事者の権化みたいな私ですら”何それよくわかんないはっきりして!”みたいに直感で思っちゃったの覚えてて。結局人って自分がわかりやすい箱に入れられないと不快なもんだから。あのでも自分のことじゃないじゃない、相手の話なのに、相手が思ってる状況を“私にわかりやすくしろ”って思ってしまうのが人なんだっていうのを思い知って。今若い人たちがそういうこと言ったら“中間良いよ”みたいになるべく変わるようにしてます。」

西川「個人とか、寄り添う気持ちということなんですよね。」

番組では皆さんから2人のコンビ名を募集したり、濃密なトークを展開したりしています。文章では伝え切ることのできない熱量を生で感じたいという方はradikoのタイムフリー機能でお聴きください。

「西川あやの おいでよ!クリエイティ部」は毎週月曜〜金曜の午後3時30分〜5時45分、文化放送(AM1134kHz、FM91.6kHz、radiko)で放送中。また、radikoのタイムフリー機能では1週間後まで聴取できます。

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