ロシア軍によるウクライナ民間人虐殺…安保理の機能不全は変えられないのか？

ウクライナの首都・キーウ（キエフ）近郊において、ロシア軍が民間人を多数虐殺した疑惑がある。
アメリカのブリンケン国務長官は「組織的、計画的に実行した」という認識を示した。
ウクライナ検察当局は、「戦争犯罪の容疑で、約5,000件を捜査している」と明かしている。

大竹まこと「とんでもないことで。しかもこれは、ニュースによると氷山の一角だと。テレビを観ていれば分かるけど、小さな村や町に何も残っていない状態。国連で演説したゼレンスキーさんは『安保理はあるが、まるで何も起きてないかのようだ』と強い言葉で非難してるよね」

ゼレンスキー大統領は、国際連合安全保障理事会への改革を強く求めている。

大竹「安保理が機能不全に陥ってるんじゃないかって話は、この番組でもしてるけど。安保理も動きを止めているわけじゃないけど、色々な国が集まって話しても、拒否権は動かせないんじゃないかって出てる。その中で、安保理の人権理事会がちょっと前向きな発言をしてたみたいだね」
砂山アナ「国連総会の議長報道官は、記者会見で『国連人権理事会で理事国を務めるロシアの資格を停止する決議案が、緊急特別総会で採決される』と発表しました」

とは言え、ロシアの安保理における常任理事国としての立場は変わらない。

小島慶子「元々国連というのは、二度と戦争と殺戮を繰り返すことがないよう、知恵を絞る場所として出来たのに、その限界を目の当たりにしていますよね。『人が殺されるのは良くない』『誰もが安心して暮らせる世の中にしよう』と、全世界が価値観や色々なことの違いを越えて、ひとつになることは出来ないものかなあって。いくらそれが理想論に過ぎないと言われても……」

「大竹まこと ゴールデンラジオ」は午後1時～3時30分、文化放送（AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko）で放送中。 radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。