悩める2年目社員!モチベーションを上げるには?『長尾一洋 ラジオde経営塾』4月4日(月)放送

悩める2年目社員!モチベーションを上げるには?『長尾一洋 ラジオde経営塾』4月4日(月)放送

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約8,000社の企業に携わってきた経営コンサルティングのエキスパート長尾一洋社長が、今週も悩めるビジネスマンのご相談に回答しました。

今回のご相談は、社会人2年目の若者からのお悩みです。



 

■社会人2年目の会社員「今の仕事が将来にどうつながるのかがわかりません!」

ご相談者『りっちゃん大好き』さんのプロフィールは以下の通り。
・20代会社員
・IT/通信業
悩み多き2年目社会人『りっちゃん大好き』さんご相談は、仕事へのモチベーションについてです。

《今の仕事が将来にどうつながるかがわからず悩んでいます。どういう気持ちで働けばいいのでしょうか?》

若者には選択肢も多いもの。なんとなく転職サイトに登録すればスカウトが鬼のように来る状況の中、揺れ動く人が多いと長尾社長も感じているそうです。
「私は社会人12年目ですが、いまだに同じようなことを思っています(笑)」と八木アナも共感。

長尾社長からは2年目の若者達への助言と激励に加え、仕事に悩む若い世代を指導する管理者・経営者の皆さんへのアドバイスも飛び出しました。


■悩める2年目の皆さんへ「まず四の五の言わずにやることで、仕事の価値は見えてくる」


「まず四の五の言わずに目の前の仕事を必死にやれ!という感じでしょうか」。
入社間も無いころは、今の仕事にどんな価値があるか、社内でどんな役割を担うのかがわからない状態。わからないうちにアレコレ考えすぎ、中途半端になるのが一番良くないと長尾社長。
ある程度の期間やっているうちに全体像が見えてくるので、まず目の前の仕事で完璧を目指す、一番を目指すことが大切だと言います。


■長尾社長でも胃に穴が!?2年目ならではの後輩プレッシャー

もう1つ、2年目ならではのストレスだと長尾社長が指摘するのが、初めて後輩を持つことのプレッシャーです。
1年目は失敗しても「しっかりやれよ!」と叱咤され「てへへ」で済むことも多いもの。しかし2年目となると後輩にそんなシーンを目撃されるのはつらく、恥ずかしいものだったりします。
プレッシャーを跳ね返すには、やはり”目の前の仕事に一生懸命”が大切だと長尾社長。「やっぱり1年先輩の◯◯さんは圧倒的にできるね」と認められれば、次のチャンスもやってくる!

そんな長尾社長でも、実は2年目はスランプを経験しました。
「基本的にずっと活躍してきましたが、実は2年目はプレッシャーで胃に穴が…というか十二指腸潰瘍になったり…」。
社会人1年目をがむしゃらに働いた長尾社長でしたが、2年目に後輩が入社。
後輩は安定的な収益がある仕事を、長尾社長は"獲ってくる"タイプの仕事を任されることに。
もちろん固定の収益がある後輩が有利ですが、上司からは「長尾くん、後輩の方が収益が上がっとるやないか!お前は何だ!!」との叱責。反発もあったものの、やはり変なプレッシャーを感じ続けたそうです。

「後から考えれば大した話じゃないのにね(笑)」と笑う長尾社長。
社会人歴の長い皆さんも「2、3年目は、今考えればどうということはないことで悩んだな…」という思い出は多いのではないでしょうか?


■上司、経営者の皆さんは、悩める2年目の彼らに「キャリアビジョン」を!

そして番組リスナーの多くを占める、上司、経営者の立場の皆さんに大切なのは、若い彼らに『キャリアビジョン』を明確に提示してあげることだと言います。
「その人の仕事にどんな価値があるのか、自身のキャリアにどんな形でプラスになるのかを、しつこいくらい言ってあげたほうがいいと思います」。
会社としてのビジョンやミッションだけでなく、働く個人の単位でのビジョンを伝えるのが重要です。
現代は人生100年時代。「定年まで会社にいたらアガり!」とは行かず、1社がその人の人生の面倒を見るのはとてもじゃないが難しい…と長尾社長。セカンドキャリア、サードキャリアも必要とされる中で、本人の人生のスパンでの取り組みについて助言してあげましょう。

また経営者の皆様の立場では、社員1人1人がキャリアビジョンを実現できる会社にしていくことを、自社のビジョンとして盛り込むのが良いそうです。

■あまり難しく考えずに取り組んでみよう!『りっちゃん大好き』さんのお悩みへの回答まとめ

・まず難しく考えず目の前の仕事を一生懸命に。それによって仕事の価値や役割がわかるようになる。

・2年目、3年目は後輩からの追い上げプレッシャーも感じる時期。これもまず目の前の仕事で完璧を目指してみよう。「やっぱりあいつはデキる」となれば、さらにチャンスがやってくる!

・2年目の若者たちを指導する皆さんは、彼ら個人の「キャリアビジョン」についてアドバイスを。また雇用する経営者の立場では、個人個人がキャリアビジョンを実現できる会社づくりを自社のビジョンに。

■長尾社長へのご相談を募集中!

リニューアルした『長尾一洋 ラジオde経営塾』では、パーソナリティ長尾一洋へのご相談やメッセージを募集しています。
お仕事のお悩みや、経営戦略のご相談などに長尾一洋が番組内でじっくりご回答いたします。

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