番組終了、伊藤惇夫が最後に言っておきたいこと
3月31日に最終回を迎えた「くにまるジャパン極」(文化放送)。「くにまるワイド ごぜんさま~」時代から14年半に渡り出演している政治アナリストの伊藤惇夫氏はこの日、番組の思い出やラジオへの思いについて話した。
伊藤「番組に出させていただいて、数年経ったころ、タクシーの運転手の方に”伊藤さんですか?”と聞かれました。顔も見てないのになんでわかったのか? 訪ねたところ、”声でわかりました“と言われました。この方は、ラジオのヘビーリスナーだったんですね。そんなことがタクシーに乗って何回かあったんです。ラジオって顔が見えなくても、声が見えてるんですね。これがラジオの力だなと思いました」
この他にも、伊藤氏は記憶に残る思い出として1度だけ遅刻したことや番組をきっかけに本を出版できたことを挙げた。
そして、ラジオの良さについても話した。
伊藤「私はラジオが好きなんですね。TVでは味わえない自由な雰囲気も好きだし、作り手の皆さんの自分たちが作っているんだというある種の手作り感も好きです。そして、リスナーの皆さんの番組に対する思いが伝わってくるんですね。皆さんとの距離感が非常に近いのも好きな点の1つかなと思います」
最後に伊藤氏はリスナーに向けてメッセージを送った。
伊藤「これからの日本は、多分外交面、経済面でいってもかなり厳しい時代になっていくんじゃないか? 厳しい時代になればなるほど、政治の動き、国の動きに関心を持ってですね、時には声を上げるとか、異議を唱えるとか、そういうことがより一層必要になってくる気がします。これは私の遺言みたいな話ですけど」
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