ウクライナ侵攻から一か月―ロシア国民の反応は?~ニュースワイドSAKIDORI!

ウクライナ侵攻から一か月―ロシア国民の反応は?~ニュースワイドSAKIDORI!

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ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が始まってから、24日で一か月が経過した。

現在ロシア国内ではこの斉藤一美ニュースワイドSAKIDORI!」のメイン・コーナー「ニュースサキドリ」では、ロシア、ウクライナ、ベラルーシの研究を行っている「ロシアNIS経済研究所」の所長、服部倫卓さんに電話を繋いだ。

ロシア政府系の世論調査機関「全ロシア世論調査センター」は23日、国民に行った電話調査で「ウクライナへの特別軍事作戦の決定を支持するか」という質問に対し、回答者の74%が「支持する」と答え、「支持する」と答えた人の割合は侵攻開始直後に行った調査に比べて9%増えたと発表した。この調査結果についてどう思うか?
―ロシアでは国営メディアやのプロパガンダに晒され、当局が発表する情報をそのまま信じている人が多い。戦争という状況の中、国民の意識も高揚し、プーチンや戦争に対する支持が伸びていることは事実だと思う。ただ回答者の中には、自分の答えが当局に漏れて何か良からぬことが自分の身に起こるのではないかと言う心配から、模範解答をしている人もいると思う。

ロシアのペスコフ大統領報道官は23日、チュバイス大統領特別代表が辞任したと発表し、欧米メディアはこの辞任をウクライナ侵攻に対する抗議の表明と報じているが、これについてはどう思うか?
―このチュバイス氏は、昔は改革派として鳴らした人物だったが、近年ではどちらかと言うと閑職に追いやられ環境問題の特使などを務めていた。この状況でロシアが環境問題で国際的に協調する事はあり得ないので、失意のうちにロシアから去ったのではないか。チュバイス氏の動きから、プーチン政権に亀裂が生じていると考える事は妥当ではないと思う。

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