ダイエットと筋トレが家計を救う? 鉄道会社の定期券収入が大幅減少

ダイエットと筋トレが家計を救う? 鉄道会社の定期券収入が大幅減少

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3月9日の「おはよう寺ちゃん」(文化放送)では、水曜コメンテーターで経済アナリストの森永康平氏と寺島アナが、コロナ禍で鉄道の利用が減少している現状について意見を交わした。

「走って移動すれば、ガソリン代も電車賃もかからない」

コロナ禍で鉄道の定期券の利用が低迷している。鉄道大手18社の2021年4月から12月までの定期券の収入は、2019年の同時期に比べて23%減少している。在宅勤務の定着で鉄道利用が減り、企業が従業員に定期代を支給しない動きが広がったことがこれに拍車をかけている。

収入減を補うため、運賃の引き上げや減便をする鉄道会社も出てきている。鉄道会社別に見ると東急が32%減と減少幅が最も大きく、京王が30%、JR東日本が26%減となっている。多くの鉄道会社にとって、定期券の収入というのは運賃収入の3~4割を占める収益の柱となっている。

「やっぱり電車に乗る機会は減りましたね。私も収録とかでどこか行く時かジムに行く時にしか電車に乗らないのですが、最近ジムまでは走れる距離だなということに気づき始めて、これから往復走ろうかなって思ってます。そうすると、ますます電車に乗らなくなっちゃいますね」と森永氏。

これに対し、寺島アナが「走れる距離ってどのくらいですか?」と質問すると、森永氏は「往復で10kmくらいです」と答えた。

「意外とダイエットや筋トレって、経済には良くないかもしれませんが、家計には優しいんですよね。走って移動すればガソリン代も電車賃もかかりませんし、麺類をカットしているので小麦相場の上昇も効かない(影響がない)んです。エネルギー価格やコモディティ価格の上昇も一切関係ありませんからね」と、半笑いで経済アナリストらしからぬ発言をする森永氏。これに寺島アナは「実践されている人が目の前にいる…」とポツリ、つぶやいた。

自宅で仕事をするフリーランスが増え、企業に囚われない働き方が確立され始めているうえ、コロナ禍でリモート勤務が推奨されたことで、満員電車に揺られる日本の朝の通勤風景は、昭和・平成の時代の、過去の光景になっていくのかもしれない。

「おはよう寺ちゃん」は平日朝5~9時、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。 radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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