安倍元首相の核シェアリング発言「動乱をチャンスとして持論に引き込もうとしている」 武田砂鉄
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3月1日(火)大竹まことのゴールデンラジオ(文化放送)にフリーライターの武田砂鉄氏が出演し、安倍元首相がテレビ番組で、アメリカの核爆弾を配備して利用できる「核シェアリング」を議論すべきだ、と発言をしたことについて、自民党内でも安倍氏を名指しして批判すべきだと厳しく非難、「危機的なことが起きると、チャンスだ!と持論に世論を引っ張り込もうとする政治家がいる」と危機感を募らせた。
武田氏は、テレビ番組で安倍氏が非核三原則を見直すべきであるかのような発言をしたことについて、「前オバマ大統領が広島に来た時に、安倍元首相が『核兵器が無い世界を実現する。絶え間なく努力を重ねる』と発言していたのを自分で否定していることに気が付いているのか。それとも嘘をついていたのか」と指摘。また、同じテレビ番組に出演した日本維新の会、松井一郎代表が「非核三原則は昭和の価値観」と発言したことも大変由々しき事態だとし、「2年前コロナが拡大する直前に自民党の議員が『コロナ感染拡大は憲法改正の実験台』と発言したことを思い出す。動乱が起きると自分の考えを押し通そうとする政治家がいて、我々はそれをチェックし、それは違う、と強く声を上げていかなければいけない」と訴えた。
「大竹まこと ゴールデンラジオ」は午後1時~3時30分、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。 radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。
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