ウクライナ大統領、ロシアとの停戦交渉へ…大谷昭宏「ロシアの武力行使を認めてはいけない」
共同通信によると、ロシアによるウクライナ侵攻を巡り、ウクライナのゼレンスキー大統領は27日、ベラルーシとの国境でロシアと停戦交渉を行うことで合意したと発表した。
2月28日放送の「くにまるジャパン極」(文化放送)で、このニュースを取り上げ、ジャーナリストの大谷昭宏氏は、ロシアの武力行使を厳しく批判した。
野村邦丸アナ「ロシアのやってることは、力、力、力という感じです。大谷さん、いかがですか?」
大谷「ウクライナのゼレンスキー大統領にもいろいろ問題があるという声もありますが、たとえどうであれ、この地球上で武力でもって、他国への自治を侵す、自分のほうになびかせる。これを私たちの世界で認めてしまったら、結局、力を行使した者が勝ちだということになるわけです。ロシアが侵攻したことは許さない、やめなさいと言っていく以外ないと思うんですよ。勝った負けたの話でなくてやっちゃダメだという話でなくてはダメだと思うんです」
邦丸「プーチンという人はどうしちゃったんですかね?」
大谷「強烈な覇権主義者になってると思うんですね。自分たちがソ連が崩壊して東西冷戦がなくなった時にワルシャワ条約機構は廃棄したじゃないか。しかし、NATO(北大西洋条約機構)はそのままやってる。約束が違うじゃないかと。さらに、気が付いたらいろんな国がNATOのほうになびいている。これは許せないというのはわかるんですけど、追い詰められたからといって何をやっても良いというわけではない」
そして、大谷氏は新聞の論評の中で気になった言葉を取り上げる。
大谷「新聞の論評の中で、私が印象に残ったのが”ロシアという国は過去の歴史をひきずっているけど、過去の歴史から学ぶことはしない国だ”という言葉。ロシアは、チェコスロバキアやハンガリーでかつて同じことをやってきた。ロシアは歴史をひきずるんじゃなくて学ぶということをしていかなきゃいけないと思うんです」
「くにまるジャパン極」は平日朝9~13時、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。大谷昭宏氏は月曜日にコメンテーターとして登場。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。
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