プチ鹿島が語る 野党に必要なのは試合を作るヒールキャラ
時事芸人のプチ鹿島さんが、2月23日の「くにまるジャパン極(文化放送)」に登場。これからは決断を迫られる岸田総理。そして現在の野党に足りないキャラクターについて語った。
ウクライナ問題、コロナ対策など、決断を迫られる岸田総理について……
プチ鹿島「岸田内閣が発足してから2~3か月は、マスコミも世論も“とりあえず見ておこうか”というハネムーン期間だった。岸田さんの場合は、ハネムーン期間とコロナが収まっていた時期が重なっていたんですよね。年が明けてオミクロン株が拡大して、その都度の判断や決断が求められる状況になってきた。安倍さん、菅さんの反面教師で、普通のことをしててもイメージが上がるハネムーン期間は終わって、“さあ、これからどうするんですか?”と問われているかと思います」
さらにプチ鹿島さんは、野党はもっと批判するべきだと語る。
鹿島「“野党は批判ばかり”という批判に野党の偉い人達自身が引きずられている印象があって、僕は野党は批判するのが仕事だと思うんです。自民党が野党だった民主党政権時代って、菅さんなんかキレッキレで批判しかしてなかったんです。あのとき“菅さんは批判ばかり”なんて言われてませんでしたよ」
野村邦丸「2月17日の『くにまるジャパン極』の深読みジャパンでジャーナリストの伊藤惇夫さんが野党の問題を取り上げたときに、“野党でキャラが立つ人っていないよね”っていう話になって」
鹿島「こないだの選挙で論客と呼ばれる人が落ちてしまったので、ベテランばかりではなく若手を立たすというのはいいと思いますが、実際、論客不足っていうことは大きいかもしれないですね」
邦丸「あとヒールがいないっていうね。昔の小沢一郎さんみたいな」
鹿島「それも引き受ける気持ちで。別にそれでSNSで“批判ばかり”とか言われたって良いじゃないですか。僕、プロレスも好きだから、ヒールって自分が試合を作っていく立場で、お客さんもそれでヒートアップするので、ヒールの力って求められているし重要だと思うんです。ヒールが“お客さんから野次が飛ぶから嫌だな~”とか“たまにはいい格好したいな~”とか思ったら成り立たないんですよ。国会だったら、つっこむ側の野党がヒールでいいじゃないですか。菅さんもあれだけヒールだったんですから」
「くにまるジャパン極」は平日朝9~13時、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。
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