丸亀製麺「讃岐うどんの本場」で苦戦 価格差も要因か、香川県民の高い壁
讃岐うどんチェーン店「丸亀製麺」(トリドールホールディングス)のイオンモール高松店が2022年2月27日に閉店する。これで香川県内の丸亀製麺は、残すところあと1店舗になる。2月21日の「おはよう寺ちゃん」(文化放送)では、この話題について月曜コメンテーターで経済評論家の上念司氏と、寺島尚正アナウンサーが議論を交わした。
「安くて美味しい」地元のうどん屋が強すぎる
丸亀製麺は2000年11月に兵庫県加古川市に1号店を出店。店内製麺を強みに2000年代の讃岐うどんブームに乗って店舗を拡大。去年の12月末時点で全国に835店舗を出店している。しかし香川発祥ではない丸亀製麺に対しネット上では厳しい意見も。以前より「丸亀製麺は讃岐うどんへのリスペクトが感じられない」との指摘があったり、閉店のニュースに対しても「さすが香川県。地元のうどん屋が強すぎる」などという言葉も聞こえたりしている。
「これ、ご存知ない方はご存知なかったと思うのですが、丸亀製麺は香川発祥ではないということなんですね」と寺島アナがニュースの感想を述べると「そうです。確か社長のお父さんかお母さんが出身地とかそういうことじゃないですか。そのリスペクトがあってわざと(香川県には)出してないんです。けっこう寄付もしてるみたいで、偉いんですよ」と上念氏。
続けて閉店の件に関しては「高松には美味しいうどん屋さんいっぱいありますからね。私がいつもお世話になってる『ひさ枝』さんっていう美味しいところがあるんですけど、讃岐うどんの概念が変わりましたね。この間も牡蠣うどんを食べてきました」と自身も熱い讃岐うどんファンであることをアピール。
また、県民と思われるユーザーの中には、丸亀製麺の味は評価しつつも地元のうどん店と比べ価格が高いと指摘する人もいた。
「確かに。安いんですよ。かけうどんだったら100円とか200円とかのお店もあります。それはちょっと価格で比べちゃったらな、というのはありますね。でも僕は讃岐うどんの次に武蔵野うどんブームが来ると思ってますから!」と上念氏は、武蔵野うどんの思い出とこだわりを披露した。
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