「すべて繋がっているんです」二枚目俳優・長谷川初範と金子雅和監督が映画「リング・ワンダリング」の魅力を語る
大ヒットドラマ「101回目のプロポーズ」で主人公のライバルを演じたイケメン俳優・長谷川初範さんが2月18日の「くにまるジャパン極」(文化放送)に登場。金子雅和監督と共に最新出演映画「リング・ワンダリング」の魅力について語っていただきました。
野村邦丸アナ「この映画は、どの部分を喋ればネタバレにならないか悩んじゃうんですよ。「リング・ワンダリング」というのは、1つの言葉なんですか?」
金子「元々は登山用語で、山の中をまっすぐ歩いているつもりが、同じ場所に戻ってしまう現象のことを「リング・ワンダリング」といいます。この映画のタイトルとしては、主人公の青年がニホンオオカミの絵を書きたいと夢中になっているうちに、ちょっと不思議な、東京の過去に迷い込んでしまう状態を表しています。」
邦丸「初範さんは映画の中で、漫画家志望の青年が書いている漫画の主人公「銀三」を演じています。ロケ場所は長野の木曽ですよね。寒さがモロに伝わってきましたよ。」
長谷川「滝の前にいると僕にかかった「しぶき」が一瞬で凍っていくんですよ。」(笑)
邦丸「仇のようにオオカミを追う頑固おやじ「銀三」は、鉄砲を担いで山の中に入っていく。それを長谷川さんは嬉々として演じています。」
金子「現場では本当に生き生きとしていました。」
長谷川「いやいや監督こそ。監督はご自分でカメラマンもやるんですよ。それで僕を断崖絶壁の上に立たせると「下から撮ります」って言って次に「上に行きます」って。今度は僕が滝の下に行って、しぶきを浴びている最中に、ご自分はカメラと脚立持って1人でサーっと山を登って撮るんです。スタッフたちはみんな何であんなに山の中を走れるんだろうって言ってました。」
邦丸「でも「銀三」も機敏でしたよ。」
長谷川「監督は「断崖絶壁を上からダーッと降りてきてください」とか言うんですよ。3~4回やったら1回転がって落ちました。」
邦丸「初範さんは「銀三」という猟師を演じてどうでした?」
長谷川「僕は会社のお偉いさんや芸術家の役を振られることはよくありますが、こういう猟師の役は、あまりないんですよね。今回は本当に自然の中に生きる猟師で、やってみたら意外とハマってしまいました。」
邦丸「上映時間はだいたい1時間40分ぐらいなんですが、実はこれ油断できない映画です。」
金子「劇場で集中して本当にワンカットずつしっかり見て頂きたいですね。まずは1回素直に見ていただいて、もう1回改めて見てみると、色々なものが全部繋がっていることに気づきます。」
長谷川「すべてが繋がっている、リング・ワンダリングなんです。」
邦丸「ネタバレしないように言います。最後は○○しちゃいますよ! おそらく泣いちゃう人もいるかもしれない。」
リング・ワンダリングは、2月19日より、渋谷シアター・イメージフォーラムを皮切りに全国順次公開。作品の裏話が気になる方は、radikoのタイムフリー機能でご確認下さい。
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