伊藤惇夫、野党の不甲斐なさを指摘「十数年言い続けているが、今が一番ひどい」
2月17日放送の「くにまるジャパン極」(文化放送)で、政治アナリストの伊藤惇夫氏は野党の不甲斐なさについて話した。
伊藤「野党なんですけど、10数年言い続けている中でも、今が一番ひどいような気がしますね。バラバラだし、足の引っ張り合いはやるし、政権の距離感も様々。与党に対する攻撃力のない野党時代、そんな感じがする」
伊藤氏は、立憲民主党と日本維新の会と国民民主党の国会対策に関する責任者会合について触れ、立憲民主党の不甲斐なさを指摘した。
伊藤「先日、野党の立憲民主党と維新の会と国民民主党が、国会対策の責任者会合を開いた。ところが、この会合に呼ばれなかった共産党が“なんで仲間に入れないんだよ”と怒って、慌てた立憲民主党が“今後、この会合は開かないよ”と言いだしたんですね。何やってんですかね、立憲は。国民や維新と距離を縮めたいと思ったのか、共産党を当初から外してもいいと思って会合を開いたのか? 共産党が怒るとは思わなかったのか? 怒った時どうしようと思ったのか? 一連の対応が全く理解できない。謝るなら最初からやるなよという話だし、共産党切りの覚悟があったのか? なんともみっともないことこの上ない状況ですよね」
さらにこう続ける。
伊藤「立憲は泉新体制になって提案型に走ったわけですが、これは、おそらく不発に終わったといってもよいでしょう。野党第一党なのに維新や国民にすり寄る姿勢を見せてみたり、一体何をしたいのか? どこに向かうつもりなのか? さっぱり見えなくなった。どうも泉氏自身、あっちこっちに遠慮してるように見える。”私はこの方針でいくんだ”と言って”嫌なら出て行っていいよ”というぐらいのこと言うかと思ったら全くそうではなく、丸く収めようとしている」
野村邦丸アナ「今の立憲民主党は、泉氏にしてもみんないい人なんですよね」
伊藤「みんないい人なんですよ。政治家って悪党じゃなきゃダメなんですよ。悪党を育成しないといけないのかな?という気がしますね」
邦丸「愛されるヒールがいいですね」
伊藤「一昔前はいたんですけど、いなくなっちゃいましたね」
「くにまるジャパン極」は平日朝9~13時、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。伊藤惇夫氏はコメンテーターとして毎週木曜に登場。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。
※タイムフリーは1週間限定コンテンツです。
※他エリアの放送を聴くにはプレミアム会員になる必要があります。