「まん防」感染抑制への影響は? 沖縄解除方針で「統計的な結果を見せてほしい」
2月15日の「おはよう寺ちゃん」(文化放送)では沖縄県の「まん延防止等重点措置」を延長しない方針が話題に上がり、火曜コメンテーターで上武大学教授の田中秀臣氏と、寺島尚正アナウンサーが意見を交わした。
田中氏「雰囲気だけでとられて効果がよくわからない」
政府は、新型コロナウイルス対策として、沖縄県に2月20日までの期限で適用している、まん延防止等重点措置を延長しない方針を発表し、週内に判断するとしている。オミクロン株の感染拡大による第6波で、1月9日から沖縄県など3県に、まん延防止等重点措置がとられているが、解除されるのはこれが初めてとなる。沖縄県の新規感染者数は減少傾向が続いており、13日時点で前週比0.87倍だった。沖縄県は明日16日、対策本部会議を開き、解除要請の可否を協議する方針だ。
自身も感染経験のある田中氏は、「この段階であれば合理性あると思うんですが、そもそも重点措置が感染抑制にどれくらい効果があるのか。私が新型コロナに感染する前から言っていることですが、経済に対する悪影響ははっきりしていますよね、まん防であれ緊急事態宣言であれ。ところが感染抑止に関してはどうもよくわからないと。ですので専門家の人たちのはっきりとした統計的な結果を見せてほしいと思うのですが、なんとなく雰囲気で措置をとったり解除したりしている感じは拭えません。そういうものが政治に対する不信にもつながるのではと思います」(田中氏)
「わからないから何でもやってみるというのもわかりますが、田中さんがおっしゃるように経済には多大なる影響を与えるわけですから、それとのバランスを考えた時にどうなんだとなりますよね」(寺島アナ)
「すでに新規感染者数の増加スピードは、まん延防止対策をとる前からどこも下がっていたので、どこまで加速したのか、あるいはしなかったのかがよくわからない。雰囲気だけでまん防がとられていますね。行政の言い訳みたいなところがあるんじゃないかという気がしますね」(田中氏)
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