水際対策、外国人の新規入国緩和検討に、大谷昭宏「疫学的に大丈夫なのか?」

水際対策、外国人の新規入国緩和検討に、大谷昭宏「疫学的に大丈夫なのか?」

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政府の新型コロナウイルスのオミクロン株対策で導入している外国人の新規入国禁止措置について、来月以降は延長しない方向で調整に入っていることがわかった。水際対策には経済界などから不満の声が大きくなっており、政府は今週にも方針を明らかにする見通しだ。
2月14日放送の「くにまるジャパン極」(文化放送)で、このニュースを取り上げ、ジャーナリストの大谷昭宏​氏は「疾病対策と関わりのないところで緩和していくことが、やり方として良いのだろうか?」と政府の方針を不安視した。

野村邦丸アナ「海外からの方々の蛇口をギュッと閉めてるのを徐々に緩めていこうということですが、大谷さんいかがですか?」

大谷「国内で蔓延している以上、闇雲に規制を強めていくのはあまり効果のないことだと思うんですね。ただ大事なことは、我々は疾病と戦っているのですが、疾病と関係のない後付けの理由になってるんですね」

大谷氏は、PCR検査なしの陽性診断、濃厚接触者の待期期間の短縮を例に説明する。

大谷「例えば、PCR検査なしの陽性診断は、病院が満杯になってしまうから。濃厚接触者の待期期間が14日から10日、7日となったのは、会社が人手不足になってしまうから。今回の措置も経済がへばってしまうから。こういうことで緩和されていくということは、果たしてやり方として大丈夫なのだろうか?疫学的に大丈夫なんですという根拠をしっかりみつめていかなきゃいけないと思います」

また、大谷氏は3回目のワクチン接種が進んでいないことも指摘する。

大谷「今のネックは、どうして3回目の接種がこれだけ進まないのか?ということ。やはり総理のメッセージ性が弱いんじゃないか。なんとしてでも打ちましょうということを訴えていかなきゃまずいんです。お年寄りの中には”もう2回目打ったから、3回目は副反応あるから嫌だ”とか”2回モデルナを打ったから3回目はファイザーに代わるのは怖い”だとか言う人もいるかもしれない。しかし、あなたがたが入院されると、救急搬送されるべき人が搬送されない状況が起こり得る。助かる命が助からないかもしれない。だから、接種すべきじゃないですか?ということを総理の側からはっきり言うべきだと思うんですね」

邦丸「その辺も慎重すぎちゃうんですかね」

「くにまるジャパン極」は平日朝9~13時、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。大谷昭宏氏は月曜日にコメンテーターとして登場。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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