水際対策の「意味」はあったのか 入国制限、3月からの緩和検討
2月14日放送の「おはよう寺ちゃん」(文化放送)では、月曜コメンテーターの郵便学者・内藤陽介氏と番組パーソナリティーの寺島尚正アナウンサーが、昨日の読売新聞に掲載された新型コロナウイルスの水際対策緩和のニュースについて語り合う場面があった。
内藤氏「意味のないことはやめていただきたい」
日本政府はオミクロン株の流入抑制のために行っている外国人の新規入国原則停止の措置について、2022年3月から緩和する方向で調整に入った。ビジネス関係者や留学生などから、段階的に入国者数を拡大することを検討している。
政府は現行の水際対策の期限を2月末までとして延長の是非を検討してきた。国内でも従来株からオミクロン株へ置き代わりが進んだこともあり、入国制限の必要性が薄れたと見て、新規感染者数などを見極め、週内にも方向性を示す考えだ。
帰国・入国者に求めている7日間の待機についても、ワクチンの3回目接種などを条件に短縮する方向で、3日間・5日間などの案が出ている。
「内藤さんはこちら、どうご覧になりますか?」と寺島アナが意見を求めると「水際対策をやっても意味がないということで緩和ということでしたら、当然そんな意味のないことはやめていただきたいですよね。あとは本当に去年の11月30日までは緩和していたと言うのですが、結構これが使い勝手が悪くて、実際にはあまり緩和になっていなかったんです。やっぱりゼロコロナは無理なので共存する方向で、経済を回す方法を考えていただきたいですよね」と内藤氏はズバリ指摘した。
オミクロン株の流入を防ぐために強化した水際対策だったが、すでに日本にもオミクロン株は入り込んでおり、現状に適した入国条件への変更が求められている。
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