前人未踏の羽生結弦「クワッドアクセル」 挑戦する姿に「勇気もらった」!
2月11日放送の「おはよう寺ちゃん」(文化放送)では、金曜コメンテーターのエコノミスト会田卓司氏と、番組パーソナリティーの寺島尚正アナウンサーが、北京冬季五輪で前人未到の「クワッドアクセル」に挑戦したフィギュアスケートの羽生結弦選手について語り合う場面があった。
会田氏「勝ち負けを超えた価値のあるもの」
2月10日に行われた北京冬季五輪フィギュアスケート男子フリーで、男子シングルで94年ぶりの3連覇がかかった羽生結弦は前人未到のクワッドアクセル(4回転半ジャンプ)に挑戦した。転倒して4位となったものの、4回転半ジャンプの「クワッドアクセル」が国際スケート連盟の公認大会で初の認定を受けた。
世界中が注目した羽生選手のチャレンジについて、会田氏は「素晴らしかったと思います。勇気を持って挑戦する姿で、勝ち負けを超えた価値のあるものを感じることができました。見ている人々にまで何かに挑戦したくなるような勇気を与えたと思います」と賞賛。
寺島アナも「勝ち負け関係ないところで勇気や元気をもらいましたし、チャレンジって大事だなと思いますよね。普通の人間だと、オリンピックの舞台では安全運転で行きたい気持ちになりがちだと思うのですが、羽生選手は違いましたね」とその勇姿を讃えた。
もっとも、競技人生の最終目標に掲げていた超大技、4回転半ジャンプの「クワッドアクセル」の成功には、残念ながら至らなかった。進退を問われた羽生選手は「少し考えたい」と語ったという。
この反応について会田氏は「挑戦をやり切った感覚はあるでしょうから、まだ先まで考えられないのではないかと思います。まずはゆっくり休んで体を労ってほしいですね」とコメント。
続けて寺島アナは「羽生選手は自身の2度の失敗について、『あの失敗があったからこそ自分の天と地との演技ができた』と語っていて、失敗を地とするならば、まさに天と地の地にたどり着いたように感じる。さらに、演技の最後に刀を鞘に収める仕草をしていて、これで戦は終わった(という意味)なのか、いろんな考えができてしまいます」と熱く語った。
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