「聞く力 聞きすぎ注意 迷走中」伊藤惇夫、岸田政権を川柳で批判
「聞く力 聞きすぎ注意 迷走中」
これは政治アナリストの伊藤惇夫氏が岸田総理をテーマに作った川柳だ。2月10日放送の「くにまるジャパン極」(文化放送)で、政治アナリストの伊藤惇夫氏は聞きすぎで迷走する岸田政権を危惧した。
伊藤「岸田氏を見ているとスライムを思い出すんですよ。形が見えない。軸だとか覚悟が見えない感じがする。本来、総理の仕事は、聞いたことを自分の中で咀嚼したり、取捨選択したりしてこれはやるべきだということは批判を恐れないでリーダーシップを取って実現していくのが本来のあり方。何か聞いたらそっちに行き、次に違う方向の話があったらそっちに行っちゃう。そんなイメージがするんですね」
伊藤氏によると、今回のコロナ対応でも聞きすぎてしまうところが見られるという。
伊藤「現実を見ると、後出し、小出し、迷走というイメージが強いんですよ。濃厚接触者の待機期間は、専門家は早くから14日間を7日間にすべきとおっしゃっていた。なかなか決断ができず、先送りになって、まず10日間にしてそれからようやく7日間にした。かなり決断力が見えないパターンが多いんですよ」
また、伊藤氏は3回目の接種の対応に関してもリーダーシップを発揮できない点を指摘した。
伊藤「これじゃあ、岸田氏のリーダーシップはどこにあるの?そんな感じがして仕方がないんです」
野村邦丸アナ「これまで総理だった安倍晋三氏や菅義偉氏とは違うようにやろうと思ってる気はするんですけどね」
伊藤「岸田氏のソフトなイメージは決して悪いことじゃないんです。ソフトなイメージだからこそポイントポイントで決断していくことが効果的に出て来る可能性があるんですけど、今のところそれが見えてこない。私が思うのは慎重派で意外にしたたかなのかもしれない。のらりくらりやってる中で参議院選挙を乗り切って政権基盤が安定すればさあいよいよやるぞ!と思ってるんじゃないのかなという感じもするんですけどね」
この他に、伊藤氏は安倍晋三氏をテーマにした川柳「投げ出して すぐに元気な 強心臓」や麻生太郎氏をテーマにした川柳「あっそうで すまぬ暴言 指足りず」を披露した。
「くにまるジャパン極」は平日朝9~13時、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。伊藤惇夫氏はコメンテーターとして毎週木曜に登場。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。
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