2月9日　きらめくエイティーズ、　　　　　　　　　　　　いま聞きたい全米№１ヒット

今週は、中村真理さんが「いま聞いてみたい」エイティーズの名曲数ある中から、「全米№１ヒット」という縛りをかけてチョイスしてくださった名曲が続々登場しました。

＊プレイリスト＊

★シェイクダウン／ボブ・シーガー　Shakedown/Bob Seger  前作に続いてヒットした「ビバリーヒルズ・コップ２」のサントラに収録され大ヒット。最初は前作同様、グレン・フライにオファーがいったものの、フライが喉の病気で録音が間に合いそうもないということで、ボブ・シーガーにオファーが。シーガーはちょうどツアーが終わったばかりで時間があったそうで、歌詞も気に入らなかったので「シェイクダウン」以外の部分は全部自分で書き換えた。「ビバリーヒルズ・コップ、面白かったよね。１も２も、何十回見たかわかんないな」「ホント面白かったですよね」

★愛のおとずれ／アレサ・フランクリン＆ジョージ・マイケル　I Knew You Were Waiting (For Me)   / Aretha Franklin & George Michael　1986年、ヒットから遠ざかっていたアレサにクライヴ・デイヴィスがジョージとの録音を勧めて実現。目論見通りの大ヒットとなった歌。まだまだ若かったジョージ・マイケルは、伝説の人、アレサとの録音に、スタジオでも目が泳いでいたとか…。「二人とも、もう亡くなっているなんて…信じられませんよね」

★フォーエバー・ユア・ガール／ポーラ・アブドゥル　 Forever Your Girl /Paula Abdul 1988年にリリースされたデビュー・アルバム「フォーエバー・ユア・ガール」から４枚目のシングル。３枚目のシングル「ストレイト・アップ」が予期せぬ大ヒットとなり、４枚目のこの曲、５枚目「コールド・ハーテッド」さらに６枚目「オポジッツ・アトラクト」まで４曲連続全米１位に。１枚のアルバムから４曲の全米№１は新記録。「実は彼女に一番最初にインタビューしたのは私なんです」「え、そうなの？」「ちょうどLAに行ったとき、だれかインタビューできる人いないか聞いてもらって、ちょうどデビューを控えていた彼女に会うことができたんです。ホントに普通のＬＡのお姉ちゃんって感じの人で。デビュー・アルバムから4枚、№１ヒットが出たんですけど、私はこの曲がポップでいちばん好きですね」

★永遠の愛の炎／チープ・トリック　The Flame/Cheap Trick　１９８８年のアルバム「ラップ・オブ・ラグジュアリー（永遠の愛の炎）」収録。ここからトム・ピーターソンが復帰。しばらくヒットに恵まれなかったことから、レコード会社は「大衆に受けるモノが必要だ。今っぽいサウンドを作らなきゃ」と外部ライターの起用を提案。「候補が2曲あって、チープ・トリックが選んだのがこちら。で、選ばれなかった方は、シカゴのところにいって、それが『ルック・アウエイ』、どっちも1位になりました」「えっ、そうなんだ！　知らなかったなあ」