中東から発信した映画を見てみたかったー「イスラーム映画祭」主催者・藤本高之氏
2月8日(火)大竹まことゴールデンラジオ(文化放送)に、2月19日から渋谷ユーロスペースでスタートするイスラーム映画祭の主催者・藤本高之氏がゲスト出演、今年7回目を迎えるこの映画祭で上映される作品を紹介した。
映画祭を開くきっかけについて藤本氏は「もともと映画好き。欧米から流れてきた映画をみてきたので、逆から見たいと思った。中東から発信した映画を見てみたかった」と説明。主に中東や北アフリカに特化したこの映画祭だが、パーソナリティの大竹まことから「儲かったことあるの?」と尋ねられ藤本氏は「ないです」と即答。「元々カツカツだったのに、さらに雪だるま式です」と笑う藤本氏だが、「やめるタイミングを逸しました」とこれからも続けていく決意も伺えた。
今回、藤本氏は2本の映画を紹介。一本目は、ボスニア紛争でPTSDを患った男たちが演劇を取り入れた集団セラピーに参加する「泣けない男たち」。実際に映画を鑑賞した大竹は「役者だって思えないくらいリアリティがある。」と出演俳優を絶賛。
そして2本目は、性的マイノリティとムスリムの関係を世界中旅して取材したドキュメンタリー「ジハードフォーラブ」。藤本氏は「ジハード」という言葉は武器を持って戦うことだけではなく「葛藤」の意味もある、と大竹に説明。同性間の性行為に罰則を設ける国は70か国以上、そのうち6か国は死刑を設けていると明かし、イスラムが性的マイノリティに対して不寛容なイメージが広がっているが、果たして本当にそうなのか、社会が醸成している価値観ではないかと疑問を投げかける作品となっていると語った。大竹は「今回も成功させて、8回目の映画祭も宣伝しに来てくださいね」と藤本氏を応援していた。
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